のしのマナー
贈り物に必要な「のし」の書き方を用途別で分かりやすく解説。失礼にならないよう、基本をしっかりマスターしよう
2023年度版 これだけは押さえておきたい香典返しの基本マナー|内祝い・お返しギフトならPIARY(ピアリー)
香典(こうでん)は死者の霊前などにそなえるものです。「香」が用いられるのは、線香に変えてそなえるという意味です。
香典返しはこうした香典に対して、いただいたお礼としてお返しをすることをいいます。
お悔やみをいただいた方に、弔事を終えたことの感謝を伝えるために贈るものでもあります。
関西地方では一般的に「満中陰志」ということが多いです。
香典返しを贈る時期は、忌明け法要(四十九日)の翌日から、だいたい二週間以内です。
四十九日に発送を行って、忌明け法要の翌日に届くようにしても問題ありません。
ちなみに当日返しを行っている場合、後日お返しをする必要はないです。
近年は、早くお返しを済ませたいと考える方が多く、葬儀後や初七日にお返しを贈ることもあります。
そのような場合には、挨拶状やのしには「御厚志御礼」「志」などと記載しましょう。
相場はだいたい頂いた香典の半分から三分の一程度の額が多いです。
お祝いごとのうち祝いで「半返し」という言葉がありますが、弔事でもいただいた金額の半分程度の額の品物を送ります。
高額の香典については、四分の一でもいい場合もあります。贈ってくださった方の気持ちを汲みとって、無理のないお返しができるといいですね。
香典返しはのしをかけて贈るのが基本的なマナーです。
黒白もしくは双銀で結び切りのものを選択しましょう。
のし上には「志」と書き、のし下には苗字のみを記載します。
また「志」以外にも、「忌明志」「満中陰」「粗供養」などの中から、状況にあったものを選択して書く場合もあります。各表書きの詳細は以下。
忌明け法要時の志という意味です。
「忌明け」とは仏教における中陰(*死者の霊魂が現世とあの世の中間をさまよう期間)が明けることをいいます。
「志」は謝意を表す言葉です。
中陰(四十九日)が満ちたことを意味する言葉です。
「中陰」とは仏教の考え方で、ひとが亡くなってからつぎの生を受けるまでの四十九日間のことです。
生と死の境であるこの時期に、七日ごとに地獄の裁判官から裁きを受けます。
つまり霊魂が地獄の裁判官から裁きを受けるのを、家族は現世で待っていることになりますね。極楽浄土に行けるかどうかは、この裁判によって決まるとされています。
粗供養は四十九日やそれ以降の法要に参列していただいたことのお返し、または法要には参列しないけれどお供えだけを送ってくださった方へのお返しなどに、物品を感謝の気持ちで送るときに記載します。
香典返しでは「不幸を残さない」という意味で、消えてなくなるものを選ぶことがマナーです。
乾物や乾麺などが贈られることが多いですが、お菓子などを贈ってもべつに問題ありません。また石鹸・洗剤類や、タオル、コーヒー・紅茶などの飲料もよく贈られます。なくなってくれるものということで、消耗品や日用品が選ばれることが大半です。なおカタログギフトは送っても問題ありません。
ちなみに送るのに相応しくないものとして、肉・魚(※一般に四足生臭に分類されるもの)や、お酒・昆布・かつお節(※祝い品の印象がある)などがあります。
金額が分かる金券や商品券も、受け取る方によっては不快な思いをされることもあるようです。とくに目上の方に送るのは避けた方が賢明かもしれません。
四足で歩く豚や牛、生臭い魚などは殺生を思い起こさせるため、香典返しで送るのは相応しくないとされています。
ちなみにカタログギフトを送ってその中から、先様がお肉や魚を選ぶことはとくに問題ありません。
香典返しにおすすめな商品をカタログギフトを中心に紹介します。
結婚引き出物、内祝い、出産内祝い、快気祝い、新築祝いなど、様々なシーンにご利用いただけます。大切な想いをお届けする洗練された品揃え、全コース割引の大変リーズナブルでお得な売れ筋カタログギフトです。
あの人に「いつもありがとう」を伝えたい。そんな心からの贈り物が笑顔をつなぎ、素敵な物語をつむぎます。 大切な人に喜んでいただけるよう、舞心(まいこ)が豊富なアイテムをご用意いたしました。
落ち着いた色合いの表紙で、香典返しの用途にもおすすめのカタログギフト。充実のラインナップに加え、「リンベルeカード」や「ギフトカード」も選べます。
落ち着いた色合いが特徴のSAYU(サユウ)のカタログギフト。デザインの美しさが際立つ「ティーポットペアマグセット」やお料理のレパートリーも広がる「ハーブの寄せ植え(サラダ系)」など豊富なアイテムをご用意いたしました。
落ち着いた和風の表紙デザインのカタログギフト、「沙羅」。香典返しや満中陰志などの仏事全般でお使いいただけ、お世話になった方へ感謝の気持ちをお伝えいたします。
上品で落ち着いた表紙のカタログギフトSAYU(サユウ)は、表紙・コース名ともに古くから日本に伝わる「にっぽんの色」。「京の平飴」や「炭わた枕」など様々なものを取りそろえた総合カタログギフトです。
上品な和表紙のカタログギフト「ボーベル至高」は、贈る側も贈られる側も満足し、喜んでいただけるカタログギフト。様々なものを取りそろえているので、贈り物として贈っていただくのに最適です。
香典返しに定番の乾麺セット。讃岐うどんや信州そばなど日本を代表する麺を詰め合わせました。それぞれを代表する産地のおいしい麺で食べ比べができます。
優雅なコーヒータイムを過ごせるセット。ミャンマー・ブラジル・コスタリカ・エチオピア各国の、品質が高く希少価値のあるスペシャルティコーヒーをドリップコーヒーにしました。コーヒー好きのあの人に贈りたいギフトです。
美しいうず波のような、純白の今治タオル。細いストライプの織り柄で、凹凸ある仕上がりがふんわり立ち上がり、より一層優さしい肌触りに。べったりとせず、さらさらと爽やかな感触が心地よいタオルセットです。
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