のしのマナー|内祝い・お返しギフトならPIARY(ピアリー)
正式な贈りものには、「水引」と「のし(熨斗)」が付いている「のし紙」がかけてあるのを見たことがある方は多いと思います。
いざ自分が贈る側になると、どんな決まりごとがあるのかわからないですよね。
こちらの記事では、そんなのしの基本とシーンごとに利用するのし紙やその記載の仕方についてご説明いたします!
熨斗(のし)とは、じつは「熨斗あわび」と呼ばれる右上の飾りのことを指します。古くは乾燥させて伸ばしたあわび(高級品)を付けることで、お祝いの特別な気持ちを表していたそうです。
それが転じて「のしあわび」として印刷されるようになり、正式な贈りもののシーンでは水引といっしょに用いられるようになりました。
水引の上にはどのような題目で贈るかを記載し、水引の下には贈り主の名前を記載することが多いです。
結婚祝いや出産祝いなど正式な贈りものを贈るシーンは多々ありますが、シーンごとに水引は形が異なるので注意が必要。
基本的に「蝶々結び」になっているものは、「何度でも起こってほしいこと(出産祝い、引っ越し祝いなど)」に用いられます。
反対に結んで切れている水引は「結びきり」と呼ばれ、おもに「婚礼関連」で使用されます。詳しくは以降で確認していきましょう!
・用途別のしの基礎知識 結婚祝い
・婚礼引出物
・結婚内祝い
・出産祝い
・出産内祝い
・お歳暮
・お年賀
・香典返し
・法事引き出物
・法事引き出物※四十九日の場合
・水引の種類
・のしの掛け方
・のしの書き方
・合わせて読みたい
[ のし上 ] 御祝、御結婚御祝、寿など
[ 水引 ] 結び切り
[ のし下 ] 贈り主
[ 目安 ]
地域によって多少の差はありますが、一般的に披露宴に出席した場合は、身内の場合3万~10万円 、 知人・友人の場合3万円が相場と言われています。 また、披露宴に出席しない場合は、5000円~2万円前後でお祝いを贈ることが多いようです。
[ 贈る時期 ]
披露宴に出席しない場合は、挙式の1ヶ月前から1週間前ぐらいまでに届くのが理想的。間に合わない場合は、改めて後日に。披露宴に出席する場合は、挙式の1ヶ月前から1週間前ぐらいまで、もしくは当日受付にてお渡しします。
[ のし上 ] 寿 、御礼など
[ 水引 ] 結び切り
[ のし下 ]
ご両家の姓が一般的。「~家」を付け足す場合もあります。 新郎新婦の名前のみを記入するというかたちも増えつつあるようです(新郎が右、新婦が左になりますが、養子縁組の場合は逆になります)。
[ 目安 ]
地域によってかなりバラつきがあります。また贈る相手によっても金額は異なりますが、2~3品の品目に対して6300円相当の品物を贈ることが平均的な金額になります。
[ 贈る時期 ]披露宴当日。
PIARYの『引き出物宅配サービス(直接ゲスト宅へお届け!)』をみる[ のし上 ] 内祝、結婚内祝 など(「寿」とする場合もあります)
[ 水引 ] 結び切り
[ のし下 ]
新郎様の苗字のみが一般的。その下にお二人のお名前を連名で入れる場合もあります。新郎新婦の名前のみを記入するというかたちも増えつつあるようです(新郎が右、新婦が左になりますが、養子縁組の場合は逆になります)
[ 目安 ] お祝いの半額程度
[ 贈る時期 ]
挙式後1ヶ月以内に。披露宴に出席していただけなかったのに「結婚祝」をくださった方に対して、「内祝」を贈ります。
[ のし上 ]御祝、祝出産、御出産御祝、御安産御祝など
[ 水引 ]蝶結び
[ のし下 ]贈り主
[ 目安 ]
個人からなら3000円~1万円程度、身内や部署・グループでお金を出し合い連名にして贈る場合は1万円~2万円程度が目安。
[ 贈る時期 ]
赤ちゃんの生後7日後からお宮参りを行う生後1ヶ月までには、贈るようにしましょう。直接会って渡す場合は、退院する2~3週間後が目安。あとから出産を知ったなどの理由で1ヵ月を過ぎてしまうこともありますが、お祝いごとなので時期を過ぎて贈っても構いません。
[ のし上 ]内祝、出産内祝など
[ 水引 ]蝶結び
[ のし下 ]
お子様の名前だけのご記入が一般的です。名前のお披露目ということで、難しい読み方の場合や読み方が複数ある場合は、ふりがなを振ると親切です。苗字を入れる場合もあります。
[ 目安 ]
出産祝いの3分の1から半額の品物が目安。
[ 贈る時期 ]
赤ちゃんが産まれてから1ヶ月頃までの間にまとめてお返しを贈り、その後に頂いたお祝いに関してはその都度個別にお返しするのが一般的とされています。
[ のし上 ]御歳暮、お歳暮など
[ 水引 ]蝶結び
[ のし下 ]贈り主
[ 目安 ]
一般に相場は3000円~5000円程度ですが、とくにお世話になった方には10000円以下程度で贈る方も多いです。
[ 贈る時期 ]
11月末ごろから12月31日までに贈ります。
[ のし上 ]御年賀、お年賀など
[ 水引 ]蝶結び
[ のし下 ]贈り主
[ 目安 ]
一般に相場は3000円~5000円程度ですが、相手との関係性によって多少上下します。
[ 贈る時期 ]
1月1日から1月15日ごろまでに贈ります。
[ のし上 ]志、忌明志、満中陰、粗供養など
[ 水引 ]黒白または双銀 結び切り
※関西地方や一部の西日本:黄白 結び切り
[ のし下 ]喪家の姓
[ 目安 ]いただいた香典の3分の1から半額の品物が目安。
[ 贈る時期 ]
一般的に忌明けを迎えたら、日常生活に戻るとされています。忌明け後、あいさつ状とともに香典返しを贈ります。忌明けとは、仏式ではふつう四十九日ですが、繰り上げて三十五日とすることもあります。
[ のし上 ]志、忌明志、満中陰、粗供養など
[ 水引 ] 黒白または双銀 結び切り
※関西地方や一部の西日本:黄白 結び切り
[ のし下 ]喪家の姓
[ 目安 ] 金額は、2,000円~5,000円程度が一般的。
[ 贈る時期 ]
引き出物は会食が終了する直前に渡します。手渡しをする場合は、僧侶から関係性の濃い順に渡していきます。
[ のし上 ]志、粗供養など
[ 水引 ] 黒白または双銀 結び切り
※関西地方や一部の西日本:黄白 結び切り
[ のし下 ]喪家の姓
[ 目安 ] 金額は、2,000円~5,000円程度が一般的。
[ 贈る時期 ]
引き出物は会食が終了する直前に渡します。手渡しをする場合は、僧侶から関係性の濃い順に渡していきます。
水引とは、祝儀袋や不祝儀袋など進物用の包みを結びとめる飾り紐のことで、色や本数に意味があります。慶事には紅白、赤白、金銀を用い、弔事には白黒、双銀(銀のみ)、双白(白のみ)、黄白を用います。
慶弔どちらでも本数が多い方が格式と金額が上とみられます。また吉の水引は、5本、7本、10本、凶の水引は、2本、4本、6本になります。さらにお祝い事によって結び目が違うことも忘れずに!
紅白蝶結び(行結び)…おめでたいことに。
一般祝事、お中元やお歳暮などは、何度でも繰り返したいという願いから、簡単に結び目がほどけ、結び直せるという意味合いから、蝶結びの水引を使用。紅白のほか、金赤、さらに特別な場合は「花結び」と呼ばれる金銀を使用することもあります。
結び切り(10本)…結婚のお祝いに。
固く結ばれ、ほどけないことから、主に婚礼関係の祝事に使用。水引の数が奇数ではなく偶数の10本なのは、“夫婦は二人で一つ”という意味で5本を二つに合わせたものを一組とするため。
結び切り(5本・7本)…お見舞い・快気祝いに。
重ねて起きてほしくないとの思いを込めて、お見舞いや全快・快気祝いなどに用いられる。お見舞いの場合、“病気を延ばす”と受け取る人もいるためのしなしの場合も。
仏・藍銀水引
二度と繰り返したくないお悔やみ全般に対しては、水引は結び切りで一般的に黒白を使用。もともとおめでたい時の贈答品に用いられていた右上の熨斗も、もちろんつけません。なお、地域・宗教によって表書きに違いがありますので、先方の宗教に合わせるなど注意が必要です。
【内のし】
ギフトボックスや品物にのし紙を掛け、その上から包装紙でつつむ形式です。
贈り物を手渡しではなく宅配便等で直接送る場合は、のし紙が汚れたり破れたりしづらい内のしがおすすめです。
【外のし】
包装紙で品物を包んだあとに、のし紙を掛ける形式です。
手渡しでギフトを贈る際は、外のしを選ぶのが一般的です。 引き出物や内祝いの行事では、ホコリなどがついて汚れてしまわないように、内のしを選んでも構いません。
≪ワンポイントアドバイス≫
控えめに贈りたい場合は、品物に直接のし紙を掛け、その上から包装する“内のし”、 一方贈り物を強調したい時や持参して手渡す場合は、包装後にのし紙を掛ける“外のし”を使います。シーンに応じて使い分けましょう。
のし紙の上段中央には表書きを記します。この際文字が水引や熨斗にかからないようにしましょう。
下段には表書きより少し小さく贈り主の名前を書き入れます。
贈り主の名前の表記は、一般的なお祝いなら苗字のみ、出産の内祝いなら子供の名前、連名の場合は右から地位や年齢順、地位や年齢が関係ない場合は右から五十音順で記入します。
一般的なお祝い
出産の内祝い
連名