PIARY ウェディングペーパーアイテムコレクション

マナーについて マナーについて Manner

結婚式に招待するゲストはふたりにとって大切な人たちばかり。
招待状の書き方から席次表や席札の決まり事まで、失敗しないペーパーアイテムの基礎知識をご紹介します。

  • 招待状 編
  • 席次表 編
  • 封筒ハガキ 編

ゲストの手元に届けられる招待状は、素敵な披露宴を予感させ、またゲストの手元に残るものだから気を抜けないお二人のセンスの見せどころでもあります。招待状作りは、会場にお任せもできるけれど、印刷まですべてお任せするとなると意外に費用がかかります。素材やデザイン、お二人らしさにこだわるなら、手作りがおすすめ。二人で作成するプロセスが結婚式の素敵な思い出にもなります。

招待状作成スケジュール

  1. STEP1.挙式4ヶ月前

    ペーパーアイテム or 招待状の購入・住所録作成

  2. STEP2.挙式3ヶ月前

    差出人と文面を決める

  3. STEP3.挙式2.5ヶ月前

    印刷

  4. STEP4.挙式2.5~2ヶ月前

    宛名書き・切手購入・封入・投函

招待状の発送時期

挙式または披露宴の2ヵ月前までには発送しましょう。約70日前が理想的です。

招待状の名義

「結婚は家と家との結びつき」という考え方が普通だった時代は、両家の親の名義で発送するのが一般的でしたが、最近では本人の名義で発送するケースが多いようです。
どちらであっても問題はありませんが、新郎新婦だけで決めるのではなく、両家の両親とよく相談して決めることをお勧めします。
親名義で発送する場合は封筒の差出人も親名義にします。
ただし、返信ハガキの宛名(受取人名)については差出人と同一でなくても良いため、本人名義で大丈夫です。確実に新郎新婦の手元に届くこと、集計のしやすさを考えて記載しましょう。

招待状は夫婦または家族に1通で出します。

招待状の発送日付

発送日付(令和○○年○月吉日)は招待状を出す月が基準です。
特定の日付は記載しませんが、大安(友引)の消印が押されるように投函するようにします。
返信ハガキの返信日も大安(友引)にします。挙式の約40~30日前を指定するとよいでしょう。

切手は慶事用の94円切手(招待状用)と63円切手(返信ハガキ用)が必要です。

慶事用63円切手

慶事用63円切手

慶事用94円切手

慶事用94円切手

付箋の種類

・挙式付箋

披露宴だけでなく、挙式にも出席してほしい方宛ての招待状に同封します。

・祝辞付箋

披露宴で祝辞をお願いしたい方宛ての招待状に同封します。

・余興付箋

披露宴で余興をお願いしたい方宛ての招待状に同封します。

※招待状10部セットにつき、1シート10枚つづりの付箋が無料でつきます。

内容の振り分けは自由にしていただけます。
(例:「祝辞付箋 2枚」「余興付箋 4枚」「挙式付箋 10枚」)

スピーチ、乾杯の発声、余興などをお願いしたい方はフセンを同封するだけでなく、事前にお電話などでお願いしておくことをおすすめします。

文面の基本構造

・頭語・結語

招待状の冒頭は頭語で始め、末尾は結語で終わらせます。
一般的には「拝啓・敬具」をあらたまった場合には「謹啓・敬具(敬白)」を使用します。

・時候の挨拶

頭語の後には招待状を出す月を基準に、季節を感じさせる「時候の挨拶」を入れます。

1月

新春の候/初春の候/酷寒の候/うららかな初日の光を仰ぎ

2月

余寒の候/立春の候/向春の候/春寒や緩む頃

3月

早春の候/春暖の候/春まだ浅く/ようやく春めいてきましたが

4月

陽春の候/春暖の候/春たけなわな今日この頃/うららかな季節を迎え

5月

若葉の候/新緑の候/薫風の候/風薫る今日この頃

6月

入梅の候/初夏の候/向夏の候/紫陽花が雨に映えるこの季節

7月

盛夏の候/酷暑の候/大暑の候/日ごとに暑さが増してまいりましたが

8月

晩夏の候/残暑の候/残暑厳しい折/虫の音に秋の気配を感じる今日この頃

9月

初秋の候/新秋の候/早秋の候/すがすがしい秋晴れが続きますが

10月

清秋の候/紅葉の候/秋もようやく深まってまいりました/稲も豊かにみのり

11月

向寒の候/晩秋の候/深秋の候/紅葉の美しい季節になりました

12月

初冬の候/師走の候/寒冷の候/寒気厳しきおり

文頭の挨拶

皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます
皆様にはますますご清栄(ご清祥)のこととお慶び申し上げます
皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます

・句読点は使用しない

「お祝い事には終止符を打たない」という意味を込めて、文面には「、」「。」などの句読点を省略し字間を空けたり改行して書きます。同じ理由で段落を変える際に文頭は空けないようにします。