【両家顔合わせの基本】食事会のダンドリはこれで完ペキ!<日時・場所・費用・当日の流れetc>

食事会
結婚準備

「顔合わせ食事会ってどうやるの?」
「顔合わせ食事会の流れが知りたい」

結婚が決まり、両家の顔合わせを控えている人の中には、顔合わせ食事会についてよくわからず不安な人もいるでしょう。

この記事では、顔合わせ食事会までに準備しておくべきことや、当日の流れ、顔合わせ食事会でかかる費用などについて解説します。

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顔合わせ食事会とは?

静かな個室

顔合わせ食事会とは、婚約後に両家の親や親族を引き合わせ、親睦を深めるための食事会です。

歓談をしながら食事をとることがメインですが、顔合わせ食事会には決まった型はないので、結婚するふたりが自由に計画して進行できます。

結納との違い

結納とは婚約を公にする日本の伝統的な儀式で、顔合わせの場とは違い決まった口上や流れがあります。

結納には、仲人を介して行う「正式結納」と仲人なしで行う「略式結納」があり、どちらも結納金や結納品の受け渡しが行われます。

結納後にそのまま食事会を行うこともありますが、近年は結納を省略し、顔合わせ食事会のみを行うカップルも増えています。

顔合わせ食事会に向けての準備

お品書き

自由度の高い顔合わせ食事会ですが、スムーズに進行するためには準備が必要です。

  • 親の意向を聞く
  • 日時を決める
  • 場所を決める
  • 服装を決める
  • 当日の進行内容を考える
  • 当日の支払いについて決める

ひとつずつチェックしていきましょう。

親の意向を聞く

結婚挨拶が済んだら、顔合わせ食事会を開くことを伝える前に確認すべきことがあります。

それは「結納を行うかどうか」です。

親によっては「結納はやるべきだ」と考えている人もいます。

もしも結納をせずに結婚したら、後で親から「本当は結納をやってほしかった」と言われてしまう場合もあります。

後にわだかまりを残さないためにも、結納は省略するとすぐに決めずに、親の意向を必ず確認しましょう。

日時を決める

顔合わせ食事会を開くことが決まったら、両家の親にその旨を伝え、都合の良い日を確認しましょう。

タイミングとしては、結婚式の半年前あたりから3ヶ月前くらいまでに行うのがベターですが、それぞれの家が離れているなどで集まるのが大変な場合、結婚式の前日などに行う場合もあります。

吉日にこだわるのであれば、いちばんのおすすめは「大安」または「友引」ですが、「先勝」なら午前、「先負」なら午後が吉など時間帯によっては良い場合もあります。

吉日にこだわる場合、慶事の利用が多い会場だと予約で埋まってしまう恐れもあるので、早めに予定を立てることをおすすめします。

また、結婚する本人同士は縁起を気にしなくても、親は気にする場合もあるので、必ず確認しておきましょう。

場所を決める

顔合わせ食事会の場所決めは、それぞれの実家がどこにあるかによって変わってきます。

お互いの家が近い場合はその付近で探せば問題ないですが、家が離れている場合は「それぞれの家の中間地点」や「女性の家の近く」などを選ぶ場合が多いです。

会場は、コース料理が楽しめる「料亭」や「レストラン」、「ホテル」などゆっくりと食事ができる個室のある会場が好ましいです。

会場となる店には、顔合わせ食事会であることを伝えておきましょう。

食事会に参加する人のアレルギーや食べ物の好みなども事前に把握しておくといいでしょう。

結婚式の会場が決まっている場合、下見も兼ねて結婚式を行う会場のレストランなどで顔合わせを行うのもおすすめです。

服装を決める

顔合わせ食事会での服装に特に決まりはありませんが、両家揃って記念撮影をすることが多いので、男性はダークスーツにネクタイ、女性は明るい色のワンピースなど、きちんとした印象の服装が好ましいです。

また、両家のドレスコードを揃えておくことも大切です。

「カジュアルでいいよ」と伝えた場合でも、受け取る側によって服装は変わってきます。

「一方はきちんとしていて一方は普段着」というようなことにならないように、どんな服装をするか事前にそれぞれの親に確認しておきましょう。

また、顔合わせ食事会の会場によっては和室で正座をする場合もあります。その場合、短めのスカートだと膝が見えてしまい好ましくありません。

スカートの丈は、正座しても膝が隠れる長さのものを選びましょう。

当日の進行内容を考える

親が主体となって進行する結納と違い、顔合わせ食事会は結婚するふたりが進行する場合がほとんどです。

当日の流れをあらかじめ押さえておくと、バタバタしたり時間を持て余したりといったこともなくスムーズに進みます。

当日の流れをしおりにして配るのも、分かりやすいのでおすすめです。

「両家顔合わせしおり」を作成する

両家のプロフィールを作成すると、お互いのことがよくわかるうえ、会話のきっかけにもなります。

共通の趣味が見つかったり、生まれが同郷だったり、思わぬことからぐっと距離が縮むので準備しておくのがおすすめです。

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挨拶文を考える

顔合わせ食事会のはじめとおわりには、ひとこと挨拶も必要です。

挨拶は、男性が行うのが一般的ですが、男性の父親がする場合もあります。

感謝の気持ちをしっかりと言葉にできるよう、挨拶の言葉は事前に考えておきましょう。

父親にお願いする場合も、当日ではなく事前に頼んでおいた方が賢明です。

当日の支払いについて決める

顔合わせ食事会の支払いは、両家で折半をするのが一般的ですが、近年は「顔合わせに来ていただいた」という感謝の意を込めて、結婚するふたりが負担する場合も多いです。

当日、バタバタせずに支払いができるよう、支払いをどのようにするかあらかじめ決めておきましょう。

また、折半の場合でもその場では1人が先に支払いをし、後で徴収した方がスマートです。

手土産を用意する

手土産を用意する場合は、「片方の家のみ用意する」「金額に大きな差がある」といったことがないようにしましょう。

顔合わせ食事会での手土産の相場は、3,000円から5,000円程度です。

相手が遠方から来た場合などの負担を考え、大きさや消費期限などに注意しましょう。

また、おめでたい席なので、バウムクーヘンやどら焼きなど縁起が良いとされる食べ物を選ぶのもおすすめです。

贈り物なので包装は必要ですが、「お祝いの品」ではなく「来ていただいた感謝の品」なので、のしをつける必要はありません。

持ち物のチェック

顔合わせ食事会を進行していく中で、婚約記念品のお披露目や婚姻届へのサインを考えている場合は、婚約指輪などの記念品をはじめ、ペンや印鑑などが必要です。

親に婚姻届の証人となってもらう場合は親の印鑑も必須なので、必ず持ってきてもらうようにお願いする必要があります。

顔合わせ食事会の当日の流れ

スーツを着た男女

ここからは、顔合わせ食事会当日の流れの一例を紹介します。

顔合わせ食事会にかかる時間は、2時間半から3時間が目安です。

  • 待ち合わせ
  • 室内に入る
  • 手土産を渡す
  • はじめの挨拶
  • 両家の紹介
  • 婚約のセレモニー
  • 乾杯・食事・歓談
  • 記念撮影
  • おわりの挨拶

流れを追っていきましょう。

待ち合わせ

待ち合わせはそれぞれの親と、駅などのわかりやすい場所でするのがベストです。

初めて行く場所や知らない土地の場合、迷ってしまう恐れもあるからです。

また、顔合わせ食事会の会場を待ち合わせ場所にした場合、先に初対面の親同士が到着して、気まずい雰囲気になってしまう心配もあります。

リラックスして顔合わせに臨んでもらうためにも、それぞれが親と合流してから会場に向かいましょう。

室内に入る

両家が揃ったところで、顔合わせ食事会の会場となる室内に入り着席します。

出入り口から遠い位置が「上座」出入り口に近い席が「下座」となり、席順は、上座から順に父親、母親、男性(女性)と座ります。

出入り口から遠い方の並びが男性側、近い方の並びが女性側となるため、出入り口に最も近い席には女性が着席します。

祖父母やきょうだいが同席する場合は、母親と男性(女性)の間の席に座ります。

手土産を渡す

手土産を持参した場合は、席に着いたタイミングで渡します。

紙袋や風呂敷から出し、正面を相手に向けて両手で手渡しましょう。

相手が持ち帰るための袋が必要そうな場合は、後で「よろしかったらお使いください」と、入れてきた袋や風呂敷を渡しておくと親切です。

はじめの挨拶

はじめの挨拶は、男性または男性の父親が行います。

集まっていただいた感謝の気持ちや、親睦を深めていきたい想いなどを伝えます。

飲み物が用意されている場合は、ここで乾杯してもいいでしょう。

両家の紹介

挨拶が終わったら、お互いの親や親族を紹介します。

この時、「両家顔合わせしおり」を用意しておくと紹介もスムーズで、会話のきっかけにもなります。

婚約のセレモニー

食事が用意されるまでの時間を使って、婚約記念品のお披露目や、婚姻届のサインなどをすると、顔合わせ食事会の特別感が増すのでおすすめです。

婚約記念品のお披露目

婚約指輪や時計などの婚約記念品を、両家にお披露目します。

指輪を女性にはめてあげたり、プロポーズの際のエピソードを披露したりすると場が盛り上がります。

婚姻届へのサイン

両家の親が揃う場で婚姻届にサインをするのも、特別なイベントになるためおすすめです。

結婚するふたりがサインをしたあとで、証人の欄にそれぞれの親にサインしてもらうと、セレモニー感がさらに増しますよ。

乾杯・食事・歓談

食事がきたら乾杯をし、会食をはじめます。

乾杯の音頭は、男性または男性の父親が行います。

お品書きが用意されていると話題作りにもなるので、予約の際に確認してみるといいでしょう。

ゆっくりと食事をしながら、会話を楽しみます。

記念撮影

食事のあとは両家揃って記念撮影をします。

実は両家が揃って写真を撮る機会は、めったにありません。よほどの理由がない限り、記念写真は撮っておくことをおすすめします。

また、結婚式を行う場合、記念写真を式中に上映するムービーに入れ込むこともできます。

食事の際にお酒を飲んで顔が赤くなってしまうことが気になる場合は、食事が始まる前に記念撮影を済ませておくといいでしょう。

おわりの挨拶

すべてが済んだら、顔合わせ食事会は終了です。

顔合わせ食事会の結びの挨拶として、男性が本日の感謝や感想、今後の抱負などを述べましょう。

費用はどのくらい?

PCと電卓

顔合わせ食事会にかかる費用は主に飲食代です。

食事代はひとり5,000円から10,000円前後が目安で、そのほかにドリンク代がかかります。

また、予約した会場によっては、飲食代に対し10~15%の個室使用料(サービス料)がかかる場合もあります。

例えば、参加人数が6名で食事代がひとり8,000円、ドリンク代がひとり2,000円で、個室使用料が10%の場合は、全員分で66,000円かかることになります。

食事会に参加する人数や、お酒の有無でも金額は変わってきますが、結納に比べるとリーズナブルに済ませられます。

まとめ

乾杯

今回は、顔合わせ食事会までに準備しておくべきことや、当日の流れ、顔合わせ食事会でかかる費用などについて解説しました。

顔合わせ食事会は結納に比べて自由度が高く、結婚するふたりが自由に計画して進行できます。

ふたりが計画した顔合わせ食事会が楽しいものになれば、どちらの親もこれからの温かい家庭を想像して安心することでしょう。

顔合わせ食事会をきっかけとし、これからも両家の親睦を深めていってくださいね。

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