結婚挨拶に欠かせない手土産。
何にしたらいいか、迷ってしまいますよね。
手土産は結婚挨拶において、あなたの印象を左右する大切なアイテムのひとつです。
この記事では結婚挨拶に最適な手土産の選び方と、相場や渡し方、知っておきたいマナーまで解説していきます。
手土産選びの参考として、ぜひ役立ててくださいね。
手土産の相場
いくらくらいの金額のものを手土産に選んだらいいのか、相場がわからないと選ぶ基準が決まらず悩んでしまいますね。
結婚挨拶の手土産の相場は、3,000〜5,000円あたりが一般的。
手土産は安価すぎると相手に失礼にあたりますし、高価すぎると相手に気を使わせてしまいます。
そのため、高すぎず安すぎない3,000円前後から、高くても5,000円くらいまでで押さえておくといいでしょう。
最適な手土産の選び方 5つのポイント
結婚挨拶の手土産の相場がわかったら、次は「何を選ぶか」です。
ここからは、結婚挨拶の場に最適な手土産の選び方の5つのポイントを解説します。
- ポイント1. 「消えもの」から選ぶ
- ポイント2. 贈る相手の好みで選ぶ
- ポイント3. 縁起の良いものを選ぶ
- ポイント4. 会話のきっかけになるものを選ぶ
- ポイント5. 人数や消費期限を考慮する
あわせておすすめの手土産の一例も紹介しますので、手土産選びの参考にしてくださいね。
ポイント1. 「消えもの」から選ぶ
結婚挨拶の手土産は、形の残らない「消えもの」がおすすめです。
消えものとは、食品や消耗品など「食べたり使ったりして消えてなくなるもの」のこと。
形の残るものは、相手の好みでなかった場合に相手が処分や保管に困ってしまうので手土産としては適していません。
そのため手土産は、箱菓子などの食品から選ぶのが堅実です。
ポイント2. 贈る相手の好みで選ぶ
手土産にはパートナーの親の好みをリサーチし、好物のものを贈るのもおすすめです。
「〜がお好きだと伺ったので…」と言って渡せば喜んでもらえますよ。
「好物をいただいた」ということ以上に、「自分のことを考えて選んでくれた」ことに対して好印象を抱く親も多いようです。
もしもパートナーの親が甘いものが苦手な場合は、箱菓子にこだわる必要はありません。
佃煮やお茶漬け、お酒など、パートナーからリサーチして、相手の好きそうなものを贈るといいでしょう。
また、嫌いなものやアレルギーで食べられないものについても、パートナーに聞いておくと安心です。
ポイント3. 縁起の良いものを選ぶ
結婚挨拶の手土産として「縁起が良い」と言われているものを、いくつか紹介します。
また、「壊れやすい・割れやすいもの(おせんべいなど)」や「カットしなければならないもの(カステラなど)」は、「縁が壊れる・切れる」という印象を与えることから、結婚の挨拶には向いていません。
晴れの挨拶の日は、せっかくなので縁起が良いと言われているものから選びましょう。
どら焼き / 最中
どら焼きや最中などは、2枚の皮が合わさって中身を包んでいるため、「愛情」や「円満」を表します。
バウムクーヘン
バウムクーヘンは、年輪のように何層にも重なっていることから積み重なる年月を表し、長寿や繁栄をイメージさせます。
小豆を使ったもの
小豆は「厄払い」の力があると言われており縁起が良いので、小豆を使用したお菓子も手土産に向いています。
ポイント4. 会話のきっかけになるものを選ぶ
手土産を渡すことで、会話のきっかけになるものを選ぶのもおすすめです。
パートナーと実家が離れている場合は、地元の有名店や名産品から選ぶと話題が広がりやすく、お互いを深く知るきっかけにもなります。
そのほか、話題のお菓子や有名店のものなどを選ぶのも、話題性があり話が弾みやすくなります。
ポイント5. 人数や消費期限を考慮する
パートナーの実家に祖父母やきょうだいなどが同居している場合は、全員に行き渡るよう、個包装で人数分以上入っているものを選ぶのがマストです。
また、あまり消費期限が近いと「早く食べなければ」と相手の負担になってしまうので、消費期限が長めなものを選びましょう。
手土産の渡し方とマナー
ここからは、結婚挨拶での手土産の渡し方とマナーについて紹介します。
- 「のし」は付けない
- 「つまらないものですが」は避けて
- 渡すのは着席してから
- 渡す相手はどちらでもOK
- 手土産の注意点
ぜひチェックして、スマートに手土産を渡してくださいね。
「のし」は付けない
手土産にのしを付けた方がいいのか、気になる人も多いと思いますが、一般的に結婚挨拶の手土産にのしは必要ありません。
のしは贈り物に付ける印象がありますが、基本は「お祝いごと」の際に付けるものです。
結婚挨拶は、親に結婚の承諾をもらう挨拶の場です。
まだ結婚が決定したわけではないので、のしをつけて持っていくと「気が早い」と相手に思われてしまうかもしれません。
そのため結婚挨拶の手土産の品には、包装だけしていくのがベターです。
包装紙は上品なものを選びましょう。
しかし、相手の家や地域で「贈り物にはのしをつけるもの」という文化がある場合は、のしをつけたほうが好印象です。
のしを付ける場合、表書きは「御挨拶」名入れは手土産を持参した人(女性の実家に行く場合は男性・男性の実家に行く場合は女性)の名前を記します。
のしの水引は、まだ結婚が確定しているわけではないので「紅白結びきり」ではなく「紅白蝶結び」または「紅白あわじ結び(あわび結び)」、のしのかけ方は手渡しの場合「外のし」にします。
「つまらないものですが」は避けて
相手の親に手土産を渡す際、ついつい謙遜して「つまらないものですが…」と言ってしまいそうですが、この言い方は避けましょう。
「つまらないものと知っていて持ってきたのか」と、ストレートに相手に解釈されてしまう場合もあるからです。
手土産を渡す際は「焼き菓子がお好きだと伺ったので…」や「とてもおいしいので、ぜひ召し上がっていただきたくて…」など、ポジティブな言い方を心がけましょう。
渡すのは着席してから
結婚挨拶の場では、緊張して「はやく手土産を渡さなければ」と焦ってしまうかもしれませんが、手土産は玄関先ではなく、部屋に通されて着席してから渡すのがマナーです。
渡す際は持ってきた紙袋や風呂敷から出し、相手のほうに正面を向けて両手で差し出すと丁寧な印象を持たれます。
必ず相手の顔を見て渡しましょう。
紙袋や風呂敷は、手土産の“ほこりよけ”のためのものなので、畳んで持ち帰ります。
渡す相手はどちらでもOK
手土産を渡す相手はパートナーの父親か母親、どちらにすればいいのでしょうか。
ビジネスではその場にいる中で最も偉い人に手土産を渡すのがマナーですが、結婚挨拶の場では特に決まりはありません。
手土産は「手土産を持参した人」、つまり女性の実家に行く場合は男性が、男性の実家に行く場合は女性が渡します。
できるだけ親が2人揃っているタイミングで、それぞれの顔を見ながら手渡しましょう。
渡す相手は、席順で自分から近い方に渡せばいいですが、迷うようなら「女性が渡す場合はパートナーの母親へ」「男性が渡す場合はパートナーの父親へ」渡せば問題ありません。
もしも、父親用と母親用で別々に手土産を用意した場合は、それぞれに手渡します。
手土産の注意点
手土産に関して、気をつけなければならない注意点を3つ紹介します。
「手ぶらで来ていい」と言われた場合
「結婚したい相手がいるから挨拶に行く」と親に伝えた際に、「何も持ってこなくていいよ」と言われる場合があります。
しかしだからといって、何も持っていかないのはマナー違反です。
「結婚挨拶のためにお時間をいただいている」ことへの感謝の気持ちとして、手土産は必ず持参しましょう。
贈る相手の近所で購入しない
手土産の購入場所には注意が必要です。
相手の実家の近くで手土産を購入すると、「あわてて用意した」「ありあわせの物で済ませた」という印象を持たれてしまうかもしれません。
手土産は、その品そのものよりも「相手が自分を思って選んでくれた気持ち」を喜ぶ人が多いもの。
相手の親の好きなものや、有名店のもの、手に入りにくいものなど、選んだり購入する際にひと手間かかるような手土産は、相手に好印象を与えます。
当日に購入しない
結婚挨拶の手土産は、挨拶の当日に購入するのではなく事前に用意しましょう。
なぜなら、お目当ての店が臨時休業だったり、目星をつけていた商品が売り切れだったりすることもあるからです。
そのようなアクシデントを防ぐため、できる限り前日までに用意するのが安心です。
「お店に行く時間がない」「どこのお店に行けばいいか分からない」という方はギフトを取り扱うネット通販サイトで購入するのもおすすめです。
贈り物に最適な洋菓子・和菓子・お酒など幅広いバリエーションの中から選べるので、店舗を回る必要もなく自宅でゆっくり検討できますよ。
ネット通販の場合、送料やラッピングが気になるところですが無料で対応してくれるサイトもあります。
1点注意しておきたいのが、ものによっては手元に届くまでに時間がかかる可能性もあるのでサイト内で納期を確認し、余裕をもって注文しましょう。
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まとめ
今回は結婚挨拶に最適な手土産の選び方と、相場や渡し方、知っておきたいマナーを解説しました。
結婚挨拶は印象が大事。手土産も印象を左右する重要なアイテムです。
選び方のポイントを押さえて、相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、パートナーとぜひ最適な手土産を選んでくださいね。