結婚挨拶後に相手の親に感謝を伝えるお礼状。
「書いた方がいいのはわかるけど、なんだか面倒…」と考える人も多いのでは。
お礼状は書き方のポイントさえしっかり押さえていれば、手軽に書くことができますよ。
この記事では、お礼状の基本の書き方から、すぐに使える手紙・LINE・メールでの例文を詳しくご紹介します!
結婚挨拶後にお礼状を送るメリット
結婚挨拶後のお礼状を書くことはひと手間ですが、それを上回るメリットがあるので、書くことをおすすめします。お礼状を送るメリットについて確認しておきましょう。
誠実さや感謝の気持ちが伝わる
メールやLINEで簡単にメッセージを送ることができる今の時代。あえて、時間と手間をかけて手紙を書くことで、感謝の気持ちをより伝えることができます。
また、お礼の手紙を送ることで、相手の親に「丁寧な人」「きちんとした人」といった誠実な印象を持ってもらうことができます。
結婚挨拶での失敗を挽回するチャンスになる
結婚挨拶の時に「うまく話ができなかった」「悪い印象を与えてしまったかも…」と不安に思ったときこそ、お礼状を送りましょう。
緊張して挨拶時にはうまく伝えられなかった内容も、手紙なら時間をかけて準備することができるので安心です。
結婚挨拶で時間をつくってもらったことへのお礼を伝え、「今後もよい関係を築きたい」という気持ちを相手の親にアピールしましょう。
お礼状を書く上で押さえておきたいポイント
お礼状を書く上で押さえておきたいポイントは以下の5つです。
- お礼状を送る前にお礼の電話をする
- 結婚挨拶から1週間以内に送る
- 手書きで心を込める
- 時候の挨拶は不要
- 結婚挨拶時に印象に残ったことについても書く
一つずつ詳しくご紹介します。
お礼状を送る前にお礼の電話をする
郵送で送るお礼状は、届くまでに時間がかかってしまいます。
そのため、可能な限り、結婚挨拶の当日中にお礼の電話を入れておくとベター。
電話では、無事に自宅に戻ったこと、時間をつくってもらったことへの感謝を伝えましょう。
夜遅くになってしまった場合は、翌日にかけてもOKです。
お礼状は結婚挨拶から1週間以内に送る
お礼状は結婚挨拶から1週間以内には送るようにしましょう。
お礼状を送るタイミングは早ければ早いほどきちんとした印象になります。
結婚挨拶からタイムリーなタイミングで届くよう、遅くとも、1週間以内には先方に届くように心がけましょう。
お礼状は汚い字でもOK!手書きで心を込める
お礼状は手書きでメッセージを書きましょう。
印刷した読みやすい文字より、たとえ少々字が汚くても、丁寧に書いた文字の方が感謝の気持ちが伝わります。
字に自信がない場合は、心を込めて一文字ずつ書くようにしましょう。
また、ボールペンより万年筆やインクペンで書くと見やすく、丁寧な印象になります。
お礼状に時候の挨拶は不要
結婚挨拶後のお礼状は、1週間以内に送ることが大前提。
直近で会っているので、お礼状の内容には「寒さの中にも春の兆しが感じられるようになり…」等の時候の挨拶を入れる必要はありません。
ただし、お礼状を送るタイミングが遅くなってしまった場合などは、時候の挨拶を入れてもいいでしょう。
ビジネス関係やフォーマルな手紙で必要になる「拝啓・敬具」といった頭語や結語も、よほど礼儀にうるさい親でない限りは記載しなくてもOK。
手紙を送ること自体が丁寧な印象になるので、最低限の丁寧語・謙譲語ができていれば、形式にとらわれすぎなくても大丈夫です。
お礼状には結婚挨拶時に印象に残ったことについても書く
お礼状では、結婚挨拶の機会をつくっていただいたことへのお礼に加えて、当日に印象に残ったことを何か一つ加えてみましょう。
具体的なエピソードを添えることで、儀礼的な手紙ではなく心を込めて書いていることが伝わります。
例えば、用意してくれた食事やお酒など印象に残ったもののことを書いたり、当日親と盛り上がった話の内容、共通の趣味のことについて触れてもいいでしょう。
手紙・LINE・メールどれが正解?
相手の親にお礼の気持ちを伝える手段として、手紙・LINE・メールのどれを選べばいいか悩みますよね。
基本的には手紙が一番おすすめですが、LINEやメールを使ってもいいケースもあります。
詳しくみていきましょう。
手紙が最優先
結婚挨拶後にお礼状を送る際には、手紙で感謝を伝えるのが基本です。
手紙でのお礼状は、手書きで心を込めて書くことで、一番感謝を伝えやすい方法です。
現代では手紙をもらう機会が少ないので、丁寧でよい印象を相手に持ってもらうことができます。
特に、相手の親に手作りの料理で迎えてもらったり、特別なおもてなしをしてもらった場合は、手紙で感謝を込めたお礼状を送りましょう。
親しい関係ならLINEやメールもあり
相手の親と以前から親交がある場合や、フレンドリーで堅苦しいことが苦手な親の場合には、LINEやメールでお礼を伝えてもいいでしょう。
お礼のメッセージを送ることがきっかけで、お互いの連絡先を知ることができたり、より親しくなれる機会になるかもしれません。
手紙とは違い、郵送によるタイムラグがなく、すぐに感謝が伝えられる点はLINEやメールのメリットです。
ただし、深夜の連絡は避けるなど、非常識と思われないように、メッセージを送る時間帯には注意しましょう。
使える!手紙でのお礼状の例文
ここでは、結婚挨拶後に手紙でお礼状を書く上で、参考になる具体的な例文をご紹介します。
基本の例文はもちろん、「結婚挨拶時にうまく話ができなかった」場合や、「結婚をまだ認めてもらえていない」場合の手紙に添える文章のアイデアもありますので、是非参考にしてみて下さい。
基本の手紙の例文
○○○○様(相手の父親の氏名) ○○(相手の母親の名前)様
先日はお忙しい中、私達のためにお時間をつくっていただきありがとうございました。
初めてお二人とお会いでき、ゆっくりとお話できたことはとても楽しいひと時になりました。
また、○○さん(相手)との結婚を快く認めていただきましたこと、本当に感謝しています。
ご用意いただいたお料理はどれも美味しく、温かいおもてなしに大変感激しました。
まだまだ未熟な私ですので、至らない点もあるかと思いますが、これから二人で力を合わせて頑張っていきたいと思っていますので、温かく見守っていただけると嬉しいです。
寒い日がもう少し続きそうですので、どうぞお体には気を付けてお過ごし下さい。
またお目にかかれる日を楽しみにしています。
〇月〇日
○○○○(自分の氏名)
結婚挨拶でうまく話ができなかった場合
結婚挨拶の時にうまく話ができなかったと感じた時は以下のような文章を加えてみて下さい。
“当日は緊張のあまり、うまくお話することができませんでしたが、おふたりに温かく迎えていただいたことで、楽しい時間を過ごすことができました。
本当に感謝しております。
まだまだ未熟な私ですが、これから精進していきたいと思いますので、末永くどうぞよろしくお願い致します。”
結婚挨拶で承諾が得られなかった場合
結婚挨拶時に相手の親から結婚の承諾が得られていない場合は、以下のような文章を加えるといいでしょう。
“お二人とお話をさせてもらい、○○さん(相手)を大切に思う気持ちや、私たちの今後を心配していただいていることを切に感じました。
至らない点の多い私なので、不安にさせてしまったことを申し訳なく思っております。
これから、お二人に認めてもらえるよう、精進してまいりますので、どうかご指導いただけますと幸いです。
簡単ではございますが、まずはお礼を申し上げたく、お手紙を書きました。
ありがとうございました。”
LINEやメールでも感謝が伝わるメッセージ例文
ここでは、結婚挨拶後にLINEやメールでお礼を伝える際にすぐに使えるメッセージのアイデアをご紹介します。
LINEやメールでお礼状を送る場合は、できれば当日中に、夜遅くなってしまった場合は翌日の午前中までにはメッセージを送るようにして下さい。
相手に失礼と思われることがないよう、最初のメッセージでは絵文字やスタンプの使用は避ける方が無難です。
LINEで感謝を伝える例文
こんにちは。
○○○○(自分の氏名)です。
本日は、お時間をつくっていただきありがとうございました。
○○さん(相手の名前)との結婚を認めていただいたこと、
また心づくしのおもてなしをしていただき大変感謝しております。
まだまだ未熟な私ですが、これからもご指導のほどよろしくお願い致します。
寒い日が続きますので、どうぞお身体には気を付けてお過ごし下さい。
メールで感謝を伝える例文
件名:ご挨拶のお礼 ○○○○(自分の氏名)です
本文:
こんばんは。○○○○(自分の氏名)です。
本日は貴重なお時間をつくっていただきありがとうございました。
ご両親とゆっくりお話ができて、とても楽しいひと時を過ごすことができました。
○○さん(相手の名前)との結婚を認めていただけたこと、本当に嬉しく思っています。
至らない点も多い私ですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。
取り急ぎお礼まで。ありがとうございました。
○○○○(自分の氏名)
まとめ
この記事では、結婚挨拶後に相手の親に送るお礼状の基本の書き方から、すぐに使える手紙・LINE・メールでの例文についてご紹介しました。
結婚挨拶後のお礼状は書き方のポイントさえ押さえれば、手軽に書くことができます。
紹介した例文を参考に、具体的なエピソードを一つ添えて、あなただけの感謝が伝わるお礼状にして下さいね。