「プロポーズされたらすぐに職場にも報告すべき?」
「メールでの結婚報告ってあり?」
結婚が決まったら職場への報告をどうするか悩みますよね。
この記事では、職場で結婚報告をする上で、誰に・いつ・どういう順番で報告したらいいかわかりやすくまとめました。
是非参考にしてみて下さい!
職場での結婚報告が大切な理由
結婚報告はプライベートな内容なので、「なんだか気が引ける」と感じる人もいるかもしれません。
それでも、職場での結婚報告をすべき大切な理由があります。
その理由を確認しておきましょう。
結婚準備のための配慮をしてもらえる
職場で結婚報告をすることで、新婚旅行のために長期休暇がほしいときや、結婚準備で忙しいときに配慮をしてもらいやすくなります。
また、結婚が近いことを上司に伝えていれば、転勤や海外赴任がすぐないように配慮してくれるケースもあります。
良好な人間関係を継続するため
結婚は生活スタイルを大きく変えるライフイベント。
結婚報告をしないと、相手に「信頼してもらえていないのかな」と距離を感じさせてしまうことになりかねません。
仲のいい友人だけでなく、職場の人に伝えることは、良好な人間関係を続ける上でも大切です。
手続き上必要になる
結婚に際して、職場でも保険や年金、氏名・住所変更などの事務手続きをする必要があります。職場で結婚届を提出することで、会社がこのような手続きを行ってくれるので、手続き上でも結婚報告は重要です。
女性の場合は、結婚後に同様に仕事を続けるか、退職して夫の扶養に入るかなどによっても手続きが変わるので注意しましょう。
職場で結婚報告をするベストタイミングは?
職場への報告は入籍や結婚式の前に行う必要があります。
プロポーズされたらすぐに報告した方がいいのか、入籍の直前まで待った方がいいのか、ベストなタイミングについてご紹介します。
結婚報告は入籍の3~4ヶ月前がベスト
職場への結婚報告は、入籍の3〜4ヶ月前に行うことが理想です。
入籍よりも数ヶ月早く報告することで、会社側が進める結婚の手続きを余裕をもって進めてもらうことができます。
職場の人を結婚式に招待する予定があれば、3ヶ月前は結婚式の参加の打診をする時期とも重なることも理由の一つです。
また、結婚休暇を長期で取得する場合には、シフトや業務量の調整を行うための準備期間になります。
結婚報告は早ければ早い程いいと思うかもしれませんが、プロポーズの後すぐなど早すぎる結婚報告は避けた方が無難です。
早めに伝えすぎて、万が一トラブルで結婚ができなくなったり、結婚が延期になると気まずい思いをしてしまう可能性があるので避けましょう。
入籍のみで結婚式や新婚旅行をしない場合は、職場への報告は1ヶ月前の報告でも大丈夫です。その際には、結婚式をしないことも伝えておくといいでしょう。
結婚報告をする時間は業務時間外がベター
結婚報告はプライベートな話なので、業務中ではなく、終業後や始業前、休憩時間などの業務時間外に行うのがベターです。
上司には、事前に「ご報告したいことがあるので、終業時間後に少しお時間よろしいでしょうか」とアポイントを取っておくとスムーズです。
上司と定期的な面談がある職場では、タイミングが合えば面談で報告するというのもありです。
結婚報告が遅れた場合の対処法
結婚報告は適切なタイミングですることが一番ですが、家庭の事情や授かり婚の場合など、タイムリーに出来ない場合もあるでしょう。
たとえ結婚報告が遅くなってしまったとしても、報告はする必要があります。
結婚報告が遅くなってしまった際に、遅れた理由を相手が知らないと、「社会人として常識がない」と思われてしまうリスクも。
そのため、せめて直属の上司には、結婚報告が遅くなってしまったことのお詫びと、理由に関しても簡単に伝えた方がいいでしょう。
職場で結婚報告をする順番は直属の上司から
職場で結婚報告をする際は、まずは直属の上司から挨拶をしましょう。
順番としては、直属の上司、他の上司、先輩、同僚の順で行うようにするのが基本です。
上司に結婚式への参加やスピーチをお願いしたい場合は、挨拶の際に一緒に伝えてもOKです。
どこまで報告するべきか悩む場合には、職場ですでに結婚している先輩に相談してもいいでしょう。
先に、仲のいい同僚に伝えておきたい場合は、上司に報告するまでは内緒にしてもらうように念を押しておきましょう。
職場で結婚報告する手段の選び方
職場で結婚報告をする時には、口頭で直接伝えることが基本です。
リモートワークでなかなか会えない同僚には、メールで報告したり、朝礼で挨拶をして皆に伝えるという手もありますよ。
口頭で直接がベスト
職場での結婚報告は、直接会って伝えるのが一番です。
特に、直属の上司に報告する場合や、結婚式に招待する予定の人には直接会って伝えるようにしましょう。
メールで報告する場合はちょっとした配慮を
結婚式に呼ばない同僚には、メールで結婚報告をしてもいいでしょう。
ただし、一斉送信ではなく個別に送る方が丁寧な印象になるのでおすすめです。
メールを送る際には、「本来は直接お伝えすべきところを、メールでのご報告となり申し訳ございません」と一言添えるといいでしょう。
普段からLINEしている仲のよい同僚にはLINEで報告してもOKです。
朝礼で一斉に報告もあり
直属の上司に結婚報告をした後に、朝礼で同僚へ結婚報告をするという方法もあります。
朝礼で挨拶する場合は、当日勤務している人に一斉に結婚報告ができるというのがメリット。
朝礼で挨拶をする時には、いつ結婚をするか、今後仕事を続ける予定であるなど、簡潔に伝えるようにしましょう。
職場で結婚報告をする前に確認しておきたいポイント5つ
職場で結婚報告をする前に、どのようなことを報告したらいいか、以下の5つのポイントを確認しておきましょう。
- 働き方についての意向
- 結婚式・披露宴の予定について
- 職場で苗字を変更するか
- 住所変更の予定
- 結婚休暇の希望
一つずつ詳しくみていきます。
働き方についての意向
女性の場合、結婚を機に働き方を変えたいと考えている方もいるでしょう。
これまでと同じように働くつもりでいるのか、部署異動・パートへの変更の希望、退職希望があれば伝えるようにします。
また、妊娠している場合も伝えておきましょう。
結婚式・披露宴について
結婚式・披露宴を行うかどうか決まっている場合は伝えます。
結婚式に招待したい場合は、結婚式の日時や会場についても伝えるといいでしょう。
結婚式をしない場合は、「結婚式は呼ばれるのかな?」と相手が疑問に思うこともあるので、しないことをはっきり伝えておくといいです。その際は、「身内だけで結婚式をする予定です」と一言添えましょう。
職場で苗字の変更をするか
女性の場合は、結婚後苗字の呼び方を変更するか、職場では旧姓のまま継続するかも大切なポイントです。
苗字を変更することで、多くの人に祝福してもらえるというメリットがありますが、名刺やネームカード、メールの名前の変更など事務手続きが必要になるので、どちらがいいか検討しましょう。
住所変更の予定はあるか
結婚に伴い新居への引っ越しをする場合は、職場での手続き上住所変更が必要になるため伝えます。
結婚休暇の希望
長期の結婚休暇を希望する場合は業務の調整が必要になるので、遅くとも3ヶ月以内には伝えるようにしましょう。
また、結婚休暇の希望がない場合も意向を伝えておくと丁寧です。
【相手別】口頭での結婚報告にそのまま使える文例
直接相手に会って口頭で結婚報告をする場合、そのまま使える文例についてまとめました。
上司、先輩、同僚のそれぞれのケースに応じた文例があるので是非参考にしてみて下さい。
上司へ報告する場合の文例
・結婚式へ招待したい場合
私事で恐縮ですが、この春に結婚することになりました。
結婚式は〇月を予定しており、○○部長にもご列席いただけたらと思っております。
今後も仕事は変わらず頑張っていきたいと考えていますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
・結婚式に招待しない場合
この度、結婚することになりました。
結婚式は春頃に親しい親族だけで行う予定にしています。
結婚後も仕事は続けていくつもりにしていますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いします。
先輩へ報告する場合の文例
・入籍のみの場合
この度、ご縁があり結婚することになりました。
結婚式の予定はなく、入籍だけするつもりにしています。
今後も仕事と家庭を両立できるように頑張りますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
同僚へ報告する場合の文例
・結婚式に招待したい場合
実は、この秋に結婚することになりました。
結婚式は〇月〇日に、会場は○○で行う予定にしています。
○○さんにもご出席いただけたら嬉しいです。
また、詳細が決まりましたら改めて招待状を送らせていただきます。
メールで結婚報告する場合の文例
件名:結婚についてのご報告
本文:
お忙しいところ、失礼いたします。
私事で恐縮ですが、この度〇月に、結婚することとなりました。
本来は直接お伝えすべきところを、メールでのご報告となり申し訳ございません。
このご時世ですので、結婚式は親しい親族と友人だけで行う予定にしています。
結婚の準備のために、ご迷惑をかけることもあるかと思いますが、仕事と家庭を両立していけるよう精進していきたいと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
まとめ
この記事では、職場で結婚報告をする上で、誰に・いつ・どういう順番で報告したらいいかについて解説しました。
職場で結婚報告をする場合は、ポイントを押さえることで、きちんとした誠実な印象になり、周囲との良好な関係を継続することにもつながります。
結婚報告のマナーを守り、周囲に祝福してもらえるような結婚報告をして下さいね。