結納|プレ花に調査!リアルな結納事情〜結納はした?&結納金と結納品の有無〜

結婚準備

伝統的な婚礼の儀式である結納ですが、最近では結納を行わない方も増えています。実際結納をした人の割合や、した場合の結納事情などが気になる方は多いのではないでしょうか。

今回は、PIARY独自のアンケート調査に基づくリアルな結納事情を紹介します。結納について悩んでいる方は、参考にしてみてください。

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結納をした人はどれくらい?

結納とは、結婚する新郎新婦だけではなく両家が結ばれてひとつに納まるという意味を持つ、日本の伝統的な婚礼の儀式です。古くから伝わる日本の文化ですが、最近では結納をしない人も増えていると聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。

実際に自分が結納をするかどうか決めるときに、他の人は結納をしたのか、結納をしない人はどのくらいいるのかは気になるポイントです。そこでPIARYでは、独自にInstagramでアンケートを行いました。結果は以下の通りです。

正式結納をした人はわずか2%、正式・略式結納を合わせても全体の11%という結果になりました。また、全体の76%が顔合わせ食事会のみを行ったと回答しています。このことからも、結納を行わずに両家顔合わせ食事会のみを行うことが主流になってきていると言えるでしょう。

仲人が両家を行き来する正式結納が主流だった時代に比べて、現在は両家が集まり顔合わせを行うことが主流です。その結果、顔合わせを同時に行える略式結納や両家顔合わせ食事会のみを行う人が増えていると考えられます。

結納をした人への質問

結納を行わずに顔合わせ食事会のみで済ませる人が増えている中、結納を行う人もいます。結納をするかどうかを決めるにあたって、結納を行った先輩カップルの生の声が気になる方が多いのではないでしょうか。

ここでは、結納をした人へのよくある質問をまとめています。結納に対する疑問がある方や、結納をするか両家顔合わせ食事会のみで済ませるか迷っている方は、参考にしてみてください。

結納金・結納品の有無

結納を行うとなると気になるのが、結納金や結納品事情です。特に結納金を準備するとなると高額なお金が必要になることが多いため、かなり重要な問題です。

一般的には、結納金・結納品ともに男性側が準備する必要があります。ただし婿養子の場合は例外で、女性側が結納金・結納品を準備します。

結納金とは結婚のための準備金のことで、キリのいい金額が好まれます。結納金の金額や相場は地域によっても異なり、家庭ごとに相談して決めるものです。中でも特にキリのいい100万円を結納金として用意することが主流です。

PIARYでは、結納金や結納品の有無についても独自にInstagramでアンケートを取りました。結納を行った人だけが回答しています。アンケート結果は以下の通りです。

結納金も結納品も用意しなかった人が71%と、全体の過半数をしめています。結納を行わない人が増えてきている現在、結納を行ったとしても結納金や結納品は用意しないという人が多いようです。

仲人は必要?

以前は仲人が両家を行き来することで結納を行うのが一般的でしたが、近年では結納を行う場合でも仲人を立てない人が増えてきています。結納を行うからといって、必ず仲人を立てなければいけないわけではありません。

最近主流なのは、両家が一度に集まって顔を合わせて食事をして結納を行うスタイルです。仲人がいないからといって結納品も略式にしなければいけない決まりもないため、9品の結納品を準備することもできます。仲人を立てずに結納を行う場合は、基本的に父親が挨拶を担当します。

ただし、伝統を大切にして正式な結納を行いたいという場合には、仲人が必要です。本来の結納では両家が集まることなく、仲人が両家の間を行き来することで結納品や受書のやりとりを行います。このように正式なスタイルでの結納を希望する場合は仲人が必要となるため、注意が必要です。

仲人が両家を行き来する正式結納のスタイルを選んだ場合、両家の顔合わせは行うことができません。そのため、両家顔合わせを行うためには別の機会を作る必要があることを頭に入れておきましょう。

親が出席できない場合はどうする?

結納は、結婚する2人だけではなく両家の親も含めた縁を結んで納めるという意味があります。そのため、基本的には親が主体となるイベントです。しかし、家庭の事情などで親が出席できない場合もありますよね。

親が出席できなくても、結納は行うことができます。ただし、親が欠席することは事前に相手側の家にも伝えておくようにしましょう。両家が納得した場合に限り、欠席者がいても結納を行うことができます。

結納の挨拶は父親が行うことが一般的ですが、父親が欠席する場合は母親が代理で挨拶を行います。自分の親が参加しないという場合では、本人が挨拶を行ってください。

結納に参加するのは誰?

結納は、結婚する2人と両家の親、それに加えて仲人を立てる場合は仲人が参加するのが一般的です。親族の顔合わせを兼ねて兄弟や親戚なども参加する場合には、結納の挨拶の後の食事から参加します。

事情により結納の挨拶から参加するときは、結婚する2人よりも下席に座るようにしましょう。親族も参加する場合は、事前に相手側の家にも了承を得るようにしてください。

いただいた結納品はどうする?

男性側からいただいた結納品は、結婚式当日まで家に飾っておくことが基本です。結婚式が終わったときに、結納品の役目が終わったことになります。

基本的には、結納をした日から結婚式の日まで、ずっと飾り続けます。しかし部屋の広さが十分ではない場合、結納後2~3日ほど飾ってから一旦片付けても大丈夫です。

一度片付けた結納品は、結婚式の1週間程度前からもう一度飾ります。結婚式までの1週間は、ずっと飾っておくようにしてください。

結納品の中には、昆布や鰹節などの食用の品も含まれています。このような食用の品は、結婚式まで飾っておかずに早めに使用しましょう。使用した結納品については、その結納品に付いていた水引飾りのみをほかの結納品と一緒に飾ります。

結婚式を迎えて役目を終えた結納品や結納飾りについては、箱にしまって保管するか不要なものは処分することができます。ただし、一般的なゴミとして一緒に捨てることのないよう注意してください。

縁起物である結納品は、お札やお守りなどと同じように扱います。処分する際は、年末に近くの神社でお焚き上げしてもらいましょう。神社によっても決まりがあるので、事前に受け入れてもらえるかどうかを問い合わせておくことがおすすめです。

結納品は、記念に保管したり再利用して使ったりすることができます。結納品の活用方法をいくつか紹介します。

消費するもの

寿留米(するめ)/子生婦(こんぶ)/勝男節(かつおぶし)/長熨斗(ながのし)/お酒

保管するもの

目録/結納箱/高砂(たかさご)人形/友白髪(ともしらが)

活用できるもの

末広(すえひろ)/塗りお盆/風呂敷

処分するもの

金宝包や熨斗などの紙類

水引飾りはいくつか組み合わせてアレンジした飾りを自分で作るほか、羽子板飾りやアートボードなどにリメイクしてくれるショップもあります。縁起のいい結納品なので、記念として保管しておくと素敵です。ただ保管しておくだけではなくリメイクしてくれるショップもあるほどです。処分以外の使い道も頭に入れておくと、記念として保管しておける選択肢が広がります。

結納の日の服装は?

結納の日の服装は、結納のスタイルによっても異なります。正式結納では最も格の高い「正礼装」、略式結納では正礼装ほど改まっていないセミフォーマルと呼ばれる「準礼装」で臨むことが一般的です。

正礼装

男性の正礼装は厳格に言えば燕尾服で、現代ではタキシードを正礼装として着用することも多いです。女性の場合、長袖や7〜8分丈で肌の露出が少なく、装飾が抑えられた無地やレースのワンピースが基本となります。

準礼装

男性はブラックスーツ、女性はワンピースやツーピースなどを選ぶといいでしょう。スカート丈は膝丈〜膝下丈で、短すぎるものは避けてください。パンツスタイルを選ぶ場合には、ビジネススーツのように堅苦しすぎるものは避けましょう。また、肌の露出が多い服装はNGです。

男性のブラックスーツは、ただの黒いスーツとは異なるものです。ブラックスーツは素材の品質が良く黒の色合いが違います。略式結納では黒や紺のビジネススーツの着用も可能ですが、冠婚葬祭に使えるブラックスーツを、結納を機に新調するのもいいでしょう。シャツは白無地のものが一般的です。ネクタイは派手すぎる柄のものは避け、明るい印象の色を選ぶのがおすすめです。

両家の納得があれば、もう少しくだけた服装で結納を行うこともできます。ただし、両家の認識は揃えておく必要があるので、事前の相談を忘れずに行ってください。洋装と和装は必ずしも揃えなければいけないルールはありませんが、事前にどちらを選ぶか伝えておくと丁寧です。

両家の親の服装も本人と同じようなスタイルで構いません。男性はブラックスーツまたは黒や紺などの落ち着いた色のビジネススーツ、女性はワンピースや和装の訪問着が主流です。

結納ではなく顔合わせ食事会のみを行う場合では、正礼装や準礼装にこだわる必要はありません。きれいめな私服で臨むことも多くありますが、こちらも両家の間で共通認識となるよう、顔合わせまでにしっかりと相談しておきましょう。

まとめ

今回PIARYが実施したInstagramのアンケートでは、両家顔合わせ食事会のみを行う人が多いとわかりました。また結納を行った人の場合でも略式結納がほとんどで、結納金・結納品ともになしとした人が多いという結果になりました。

生の声の結納事情を参考に、結納を行うかどうかや顔合わせ食事会のみとするかなど、自分たちのスタイルを見つけてくださいね。

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