結婚を決めた後に悩んでしまいがちな入籍日。結婚という大事な節目を迎えるにあたって、縁起のいい日や素敵な意味のある日取りを選びたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、入籍日を決める際に参考になる日取りリストを紹介します。入籍日が決まらず悩んでいる方は確認してみてください。
入籍日におすすめな日取りリスト
入籍日におすすめの日取りは、大きく「吉日」「ゾロ目」「語呂合わせ」の3つがポイントになります。ここでは、それぞれのおすすめの入籍日を解説します。覚えやすい日にちから縁起の日までわかるので、入籍日を決める参考にしてみてくださいね。
吉日
入籍日を決めるにあたって、これから先の結婚生活が素敵なものになるように少しでも縁起がいい日を選びたいと思っている方は多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、吉日から入籍日を探すことです。
縁起のいい日は、一般的に六曜と呼ばれるものから選ばれます。六曜とは、以下の6つの日を指します。
- 先勝(せんしょう・せんかち・さきがち・さきかち)
- 友引(ともびき)
- 先負(せんぶ・せんぷ・せんまけ・さきまけ)
- 仏滅(ぶつめつ)
- 大安(たいあん・だいあん)
- 赤口(しゃっこう・しゃっく・じゃっく・じゃっこう・せきぐち)
カレンダーに記されていることも多く、目にしたことのある方がほとんどなのではないでしょうか。六曜は、結婚式やお祝い事などの行事でも意識されることが多く、入籍日を選ぶにあたってもこだわる方の多いポイントです。
この中でも最も縁起がいいとされているのが「大安」です。大安の日は、1日を通して吉日とされています。大安は結婚式や入籍日によく選ばれる、おすすめの吉日です。
大安の次に縁起がいいとされている友引も、入籍日として人気があります。ただし、11時〜13時の時間帯は凶とされているため、この時間帯での婚姻届の提出は避けるといいでしょう。友引は1日の中でも特に夕方の縁起がいいとされています。そのため夕方に婚姻届を提出したいと考えている方に特におすすめです。
六曜のほかにも、入籍日におすすめの縁起がいい日には以下のようなものがあります。
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
- 天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)
一粒万倍日は、一粒の籾が万倍に実ることを意味する吉日で、新しいことをスタートさせるのに適している日だと言われています。婚姻届を提出し結婚生活をスタートさせる入籍日として、とてもふさわしい日だと言えるでしょう。
天赦日は、多くの吉日の中でも特に縁起がいいとされる開運日です。1年のうちに5回程度しかなく、その日にちは毎年変わります。天がすべてを赦す(ゆるす)という漢字からも連想される通り、凶日と重なっても縁起の悪さを打ち消すとさえ言われる吉日です。
大安をはじめとしたこのような吉日は、1年の中で数回重なることがあります。開運日同士が重なる日は「最強開運日」とも言われ、入籍日や結婚式の日取りとして好まれる縁起のいい日です。
縁起のいい日取りにこだわって婚姻届を提出したい方は、一粒万倍日・天赦日・大安などが重なる最強開運日を探してみてはいかがでしょうか。
ゾロ目
入籍日として選べばこれから先もずっと結婚記念日が覚えやすいということもあり、ゾロ目の日は実は入籍日としてかなり人気の日です。ゾロ目の日にも、以下のような種類があります。
- 2桁でゾロ目の日(1月1日・7月7日…など)
- 3桁でゾロ目の日(1月11日・2月22日・11月1日)
- 4桁でゾロ目の日(11月11日)
このようなゾロ目の日は、覚えやすいことはもちろん「エンジェルナンバー」とも呼ばれ、縁起がいい日取りでもあります。これから先何年もお祝いする結婚記念日なので、覚えやすさも非常に重要ですよね。
ゾロ目の中でも、ラッキーセブンや七夕の物語のロマンチックさを連想させる7月7日は、特に入籍日として高い人気を誇る日取りです。
また、上記のようなゾロ目の日取り以外にも、10月10日・12月12日などの月と日にちが同じ数字となる日取りや、1月23日のように数字が順番に並んでいる日取りも、同じ理由から人気が高いです。
語呂合わせ
語呂合わせで意味を持つ日取りは、結婚生活を順風満帆に過ごせるように願いを込める意味で人気です。入籍日にふさわしい人気の語呂合わせがある日は意外にもたくさんあるので、紹介します。
- 1月8日(いつもハッピー)
- 1月22日(1番の夫婦)
- 1月31日(愛妻の日)
- 2月2日(夫婦の日)
- 2月23日(二人三脚)
- 3月9日(サンキュー)
- 3月14日(円周率)
- 4月29日(祝福)
- 5月29日(幸福)
- 6月10日(夢中)
- 7月8日(七転び八起き)
- 7月29日(七福神)
- 8月10日(ハート)
- 10月4日(天使)
- 10月8日(永遠の日)
- 11月22日(いい夫婦の日)
- 11月23日(いい夫妻の日)
- 12月8日(いつまでもハッピー)
- 12月31日(いつまでも最高)
このような語呂合わせの日取りは、結婚生活への願いを込められる意外にも、覚えやすいというメリットがあります。このような理由からも、幸せな結婚生活がイメージされる語呂合わせの日は入籍日として選ぶカップルが多く、その中でも「11月22日(いい夫婦の日)」は最も人気な日です。
そのほかのおすすめの日取り
入籍日を決めるにあたって、やはり1番にイメージするのは2人の記念日ではないでしょうか。付き合い始めた記念日や初めてデートした日など、2人ならではの特別な記念日を入籍日に選ぶと、これから先も結婚記念日として祝い続けることができます。
大安や天赦日などの開運日にこだわらず、2人にとって特別な日を選んで入籍する方はもちろんたくさんいます。大切な人生の節目となる入籍日なので、2人で納得のいく日取りを選びましょう。
中には結婚式当日に入籍をするカップルもいます。結婚式と入籍を同じ日に行うことで、記念日が統一されることがメリットです。手続きを含めてハードな1日になりますが、結婚の実感を一気に味わうことができますよ。
2人ともが祝日に仕事が休みになるカップルでは、固定の祝日を入籍日として選ぶこともおすすめです。固定の祝日を入籍日にすれば、これから先の結婚記念日も祝日でデートやお祝いの時間をゆっくり楽しむことができるでしょう。
ただし、中には9月の第3月曜日と決められている敬老の日のように、日付が変わる祝日もあるので注意が必要です。ここでは日付固定の祝日を紹介するので、入籍日を決める参考にしてみてください。
- 1月1日(元日)
- 2月11日(建国記念日)
- 4月29日(昭和の日)
- 5月3日(憲法記念日)
- 5月4日(みどりの日)
- 5月5日(こどもの日)
- 8月11日(山の日)
- 11月3日(文化の日)
- 11月23日(勤労感謝の日)
ここまで紹介した縁起のいい日取りはとても人気です。入籍日に選ぶ方が多く、婚姻届提出の手続きが混み合うことも考えられます。縁起のいい時間帯を逃さないため、また確実に入籍希望日に婚姻届を提出することができるように、当時は時間に余裕を持った行動をおすすめします。
入籍日で避けられやすい日取り
入籍してはいけない日は特になく、いつでも好きな日にちを2人で自由に決めて結婚記念日にすることができます。縁起がいい日や語呂がいい日が好まれる一方で、入籍日としては避けられがちな日も存在します。
縁起がいい日にこだわるカップルにとっては、縁起が悪いとされている日に入籍するのは避けたいものです。ここでは、入籍日として避けられやすい日取りを紹介します。
- 仏滅
- 赤口
- 寅の日
- 不成就日
さらに以上の4つが入籍日として避けられる理由について解説します。入籍日を決める前に確認しておきましょう。
仏滅
六曜の中で大安がおすすめだと紹介しましたが、一方で同じ六曜の中の「仏滅」に当たる日は、入籍日としては避けられやすい傾向があります。仏滅は仏すらも滅するような大凶日とされているため、入籍や結婚式などのお祝いの行事はすべて避けられることが多いです。
ただし仏滅は、「一度滅びて新しく始まる」と捉える人もいます。このような場合ではむしろ新しいスタートを切る入籍日にふさわしいとされることもあります。
赤口
赤口は、大安や仏滅と同じく六曜の中の1日です。仏滅は縁起が悪いことは耳にしたことのある方がほとんどなものの、赤口の持つ意味は知らない方も多いのではないでしょうか。
実は六曜の中では、仏滅だけではなく赤口も凶日とされています。入籍や結婚式などのお祝い事は、避けられる傾向があります。赤舌神という鬼が支配するとされている日です。「赤」から火や血に関するイメージが連想されることから、火の元や怪我に注意すべき日でもあります。
ただし、鬼が休憩すると言われている11時から13時までの時間は吉とされています。入籍希望日が赤口と重なってしまっている場合は、この吉の時間帯を狙って婚姻届を提出するといいでしょう。
寅の日
「虎は千里往って千里還る」ということわざの通り、トラは1日のうちに千里もの距離を往復することができるとされている動物です。これは出て行ったものがすぐに戻ることを連想させます。
寅の日は、「出て行ったお金がすぐに戻る」「出発して無事に帰ってくる」などといったポジティブな解釈から、宝くじ購入や旅行の出発日に吉とされる縁起のいい日でもあります。しかし入籍日としては、「結婚してすぐに出戻る」「元の家に戻る」などといったネガティブなイメージがあり、避けられることが多いです。
不成就日
不成就日は、漢字の通りに何をしても成就しないと言われている日です。何をしても成就しない・うまくいかないとされている日なので、結婚をはじめ新事業の展開や子どもの命名など、新しいことを始める人しては避けられやすい日です。
不成就日は1ヶ月に4日程度あり、大安や一粒万倍日などほかの吉日と重なることもあります。しかしこのような場合、「吉を半減させてしまう」という考え方があります。
特に「良いことが万倍になる」とされる一粒万倍日と不成就日が重なる日は、不成就日の凶を万倍にしてしまうと考える人も多いです。そのため縁起がいい日での入籍を希望する場合は、吉日と重なった不成就日であっても避けることをおすすめします。
まとめ
入籍日は2人で自由に決めることができますが、せっかくの人生の節目なので縁起のいい日にこだわりたいと考える人も多いです。今回はそんな方の参考になる、縁起◎な日取りリストを紹介しました。
「吉日・ゾロ目・語呂合わせ」と入籍日におすすめ&人気な日取りを解説したので、2人で相談して入籍日を決める参考にしてみてくださいね。