効率的な順序はコレ!「婚姻届」提出後の各手続きマニュアル<名義変更・住所変更など>

婚姻届 指輪 印鑑
結婚準備

婚姻届を提出して名字が変わると、名義変更をはじめとするさまざまな手続きが必要になります。

結婚は嬉しいことでも、このような手続きが面倒だと感じている人がほとんどなのではないでしょうか。

今回は、面倒な各種手続きを効率的に行う方法を解説します。結婚を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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婚姻届提出後の効率的な順序

婚姻届 指輪

婚姻届を提出して名字が変わったときに必要となる手続きは、たくさんあります。

手続きが多すぎて、何をやればいいのか、何からやればいいかわからず困っていませんか?

結婚にともなう手続きのタイミングは3パターンあります。

パターン1 婚姻届の提出 ⇒ 引っ越し

パターン2 婚姻届の提出 ・ 引っ越し(同時~14日以内)

パターン3 引っ越し ⇒ 婚姻届の提出(14日以降)

順序に決まりはありませんが、最も効率的でスムーズな手続きはパターン2の婚姻届の提出と引っ越しをほぼ同時期(14日以内)に行うことです。

役所に出向いて行う面倒な手続きは、できるだけ効率的に一度で終わらせたいですよね。

ここでは、婚姻届提出後に必要となる各手続きの効率的な順序を紹介します。

入籍日にそのまま手続きを行ってしまうこともできるので、事前に確認しておくといいでしょう。

  1. 転入届を提出
  2. 住民票を取得
  3. マイナンバーカードの手続き
  4. 国民年金の手続き
  5. 運転免許証の手続き
  6. 銀行口座の手続き
  7. クレジットカードの名義変更
  8. 生命保険・医療保険の名義変更
  9. パスポートの名義変更

入籍して名字が変わるとほとんどの方が必要となる手続きをまとめました。

仕事の休みがなかなか取れず1日ですべてを終わらせたい方でも、以上の順番で手続きを行うと効率的に手続きを終えることが可能です。

まずは婚姻届を提出する役所でできる手続きをそのままの流れで行います。

パターン2のように婚姻届の提出と引っ越しをほぼ同時期(14日以内)に行う方は、転入届の提出から国民年金の手続きまで役所で行うことができます。

その後は運転免許証の手続きは警察署に、銀行口座の手続きは銀行窓口に向かいましょう。

紹介したスケジュールで動けば、ここでの手続きで必要となる書類も役所で用意しておくことができるので効率的です。

クレジットカードの変更手続きと生命保険・医療保険の名義変更は、どちらも会社によって手続きが異なります。

インターネットや電話で手続きできる場合もあれば、書類に記入して郵送する場合もあります。入籍日を迎える前にあらかじめ確認して、必要書類の準備を済ませておくといいでしょう。

パスポートの名義変更は、新住所地のパスポートセンターで行います。

このように、後から必要になる書類を先に取得し、同じ役所でできる手続きを一気に済ませてしまうことが効率的に手続きを行うコツです。

うまくスケジュールを組めば、入籍日の1日ですべて終わらせることもできますよ。

結婚に伴う住所変更の手続きを考えると、引っ越しと婚姻届の提出を14日以内に行うことが効率的です。

引っ越しと結婚を同時期に行うと、名義変更と住所変更の手続きを同じタイミングで行うことができるので、最も効率的な手続きを目指す方は頭に入れておきましょう。

各手続きに必要なもの

印鑑

各手続きの効率的な順序を紹介しましたが、ここでは各手続きについてさらに詳しく解説します。

必要なものを忘れたり不備があったりすると、1日のスケジュールが大きく崩れてしまいます。

入籍日にすべて済ませようと考えている方や、結婚後に1日だけ休日を使って済まそうと考えている方は、特によく確認して不備のない準備をしましょう。

転入届|@役所

結婚に伴って住所の変更がある場合は、転出届・転入届を提出する必要があります。

転出届は引っ越しの14日前から受け付けてもらえるので、入籍日より前に時間を見て提出しておくといいでしょう。

転出届の手続きは、マイナンバーカードを持っている方はオンラインで行うことができます。

転入届は窓口での手続きが必要になりますが、転出届のオンライン手続きの際に転入手続きの来庁予約が可能です。

待ち時間軽減のためにも、利用することをおすすめします。

転入届の提出は、引っ越しから14日以内の提出が必要です。

入籍日と同じ日に提出する場合は、先に婚姻届を提出してから転入届の手続きを行います。

この手続きは、婚姻届を提出する役所が新住所地の役所である場合は、同じ場所で行うことができます。

ただし、同一市区町村内での引っ越しであれば転居届を提出するだけでOKです。

【必要なもの】

  • 転出証明書
  • 本人確認書類
  • 印鑑

婚姻届と転入届もしくは転居届の提出が完了したら、新しい名前と住所の住民票を取得します。

住民票は、この後の各種手続きで必要となる書類です。

このタイミングできるよう、あらかじめ必要になる枚数を確認しておきましょう。さらに予備として一部多く発行しておくと安心です。

転入届を婚姻届と同じ日に提出すれば、その日のうちに新しい名前と住所の住民票を取得できます。

転入届は引っ越し後14日の猶予がありますが、このような理由からも同じ日に提出することがおすすめです。

住民票の発行には、本人確認書類と手数料が必要です。

マイナンバーカード|@役所

マイナンバーカードの氏名変更手続きは、新しい名前が記載されている住民票があれば入籍日に行うことができます。

マイナンバーカードの氏名変更を行っておけば、身分証明書としても利用できるのでこの日のうちに行っておくといいでしょう。

運転免許証を持っていない方や警察署に行く時間がない方でも、マイナンバーカードの氏名変更は婚姻届を提出した役所で行うことができます。

結婚後の名前での本人確認が必要な場面に備えて、名義変更を早めに済ませましょう。

マイナンバーカードは、名義変更を行ってもカードが変わるわけではありません。

追記欄に新しい名前が記載されます。

必要なもの
  • マイナンバーカード
  • 新しい名前が記載された住民票

国民年金|@役所

国民年金の名義変更・住所変更手続きについても、婚姻届を提出した役所でそのまま行うことができるので済ませてしまいましょう。

マイナンバーと基礎年金番号の結び付けを行っていた場合、手続きは必要ありません。

結婚により配偶者の扶養になる場合は、配偶者が事業主に届け出ることになります。

結婚により家族が扶養になる場合や自分が結婚相手の扶養に入る場合は、事前に確認しておきましょう。

必要なもの
  • 年金手帳
  • 印鑑

婚姻届を提出した役所で行える手続きは、ここまでとなります。

結婚当日に時間がない方も、同じ役所でできる手続きだけでも終えておくことで、今後の手続きがスムーズになりますよ。

運転免許証|@警察署

運転免許証の名義変更手続きは、警察署もしくは運転免許試験場で行います。

身分証明書としても使うことの多い運転免許証なので、結婚後はできるだけ早く名義変更の手続きを行うといいでしょう。

結婚に伴って本籍の変更がある場合は、本籍地が記載された住民票を取得しておく必要があります。

必要なもの
  • 運転免許証
  • 運転免許証記載事項変更届(警察署・運転免許試験場で入手し記入)
  • 住民票(本籍地が記載されているもの)

銀行口座|@銀行窓口

銀行口座の名義変更や住所変更手続きは、各銀行によっても異なります。

インターネットからの手続きで完了する銀行も増えてきています。

しかし入籍したタイミングでは届出印を変更する必要があり、この手続きは窓口のみとなっている場合もあります。

入籍前から手続き方法を確認しておくと、1日のスケジュールを決めやすいのでおすすめです。

インターネットからの手続きでは、通帳やカードの発行に時間がかかることも多くあります。

忙しい方ほど、窓口ですべての手続きを一気に終えると効率的でしょう。

必要なもの
  • 通帳
  • キャッシュカード
  • 届出印(旧姓・新姓どちらも)
  • 本人確認書類

銀行での名義変更手続きには、旧姓と新姓の両方が確認できる本人確認書類が必要です。

事前に氏名変更の手続きが済んでいる運転免許証やマイナンバーカードを使うことで、スムーズに手続きできます。

クレジットカード|@自宅

銀行口座の名義変更を行った場合、クレジットカードの名義変更も行いましょう。

クレジットカードの引き落とし先である銀行口座に登録した名義に、クレジットカードの名義も合わせておく必要があります。

クレジットカードの手続きに関しては、インターネットから手続き方法を確認しましょう。

インターネットからの手続き、もしくは申請書類を取り寄せて郵送することが多いようです。

自宅で手続きが完了することが多いですが、手続き方法やかかる時間はカード会社によっても異なります。

キャッシュレス化が進んだ現在、カードが使えなくなると困る人も多いので、結婚前に一度手続き方法を確認しておくとスムーズです。

必要なもの
  • クレジットカード
  • 印鑑(新姓)
  • 本人確認書類

生命保険・医療保険|@自宅

結婚前から生命保険や医療保険に加入している方は、名義変更を行いましょう。

忘れてしまいがちですが、必要な手続きです。

新姓で診断書をもらったのに保険が旧姓のままでは、保険がおりないというトラブルもあります。

いざ必要となったときのために忘れずに変更しておくためにも、結婚したタイミングでしっかりと手続きを行いましょう。

また、結婚前から生命保険に加入している場合、受取人についても考え直す必要があります。

結婚前の段階では、自分の親が受取人になっていることがほとんどなのではないでしょうか。

受取人の変更を忘れていると、結婚後に何かあった場合でも親が保険金を受け取ることになります。

話題にしにくい部分ではありますが、重要な問題です。

受取人の名義を変更する場合は、氏名変更のタイミングで同時に行うとスムーズです。

必要なもの
  • 保険証券
  • 本人確認書類
  • 届出印(旧姓・新姓どちらも)

パスポート|@パスポートセンター

結婚後に新婚旅行を予定している方は、できるだけ早くパスポートの名義変更も行っておきましょう。

新婚旅行が海外ではない場合でも、結婚後の海外旅行では航空券の名前とパスポートの名前とが一致している必要があります。

パスポートの名義変更には戸籍謄本もしくは戸籍抄本が必要です。

しかしこれらは、婚姻届提出から最短で翌日~1週間前後と取得できる日数にばらつきがあるので注意しましょう。

結婚後すぐに旅行の予定がある場合は、婚姻届を提出した役所で「婚姻届受理証明書」を発行しておく必要があります。

婚姻届受理証明書があれば、すぐにパスポート名義変更の申請を行うことができます。

ただし、後日パスポートを受け取るタイミングでは戸籍謄本・戸籍抄本の提出が必要です。

必要なもの
  • パスポート
  • 戸籍謄本または戸籍抄本(婚姻届受理証明書)
  • 証明写真
  • 住民票(居所申請や転居届提出直後などの場合に必要)
  • 手数料

まとめ

パスポート 婚姻届

結婚して名字や住所が変わると、さまざまな名義変更の手続きが必要になります。

面倒な手続きをできるだけ効率的に行うには、1日のスケジュールを整理しておくことが大切です。

今回は、入籍日の1日で効率的に手続きを終えられる流れと、それぞれの手続きに必要なものをまとめました。

今回の記事を、効率的に名義変更の手続きを行うための参考にしてみてくださいね。

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