オリジナリティあふれる結婚式にしたいなら、DIYウェディングがおすすめです。
費用の節約になったりいい思い出になったりもすることから、ウェディングアイテムを手作りする花嫁も多いよう。
今回は、DIYウェディングの概要やメリット・デメリット、成功させるコツやおすすめの手作りアイテムなども紹介します。
DIYウェディングとは?
DIYウェディングとは、自分の結婚式で使用するアイテムを花嫁が中心となって手作りする結婚式のことで、「手作り結婚式」や「DIY結婚式」とも呼ばれます。
DIYは英語の「Do It Yourself」の略で、「自分で何とかしよう」を意味する言葉です。
DIYウェディングで手作りするアイテムは、ペーパーアイテムやウェルカムボード、ウェディングドレスまで種類や難易度もさまざま。
すべてのアイテムを手作りする必要はなく自分ができる範囲で作ればいいので、無理なく楽しみながら作れます。
ふたりらしいアイテムでゲストをおもてなしできたり、使う材料によっては既製品を購入するよりも費用を抑えられたりすることから、多くの花嫁がDIYウェディングを選んでいます。
結婚式はなにかと費用がかさむため、手作りすることで費用を節約できるポイントは節約していきましょう。
ふたりにとってもゲストにとっても満足度の高い結婚式にするためには、節約するポイントとお金をかけるポイントのメリハリをうまくつけることが重要です。
DIYウェディングのメリット
多くの花嫁に選ばれる、人気のDIYウェディング。
まずは、DIYウェディングのメリットを紹介します。
①オリジナル感がアップ
既製品にはない、ふたりらしい手作りのアイテムを使うことで結婚式のオリジナル感がアップします。
個性的なアイテムを作れば、自分たちだけでなくゲストの記憶にも残りやすいでしょう。
アイテムの色や大きさなど自分の理想通りに作れるので、一つひとつのアイテムが自分好みで満足のいく仕上がりになります。
こだわりの強い新郎新婦も、自分たちの結婚式を自由に演出できます。
②節約になる
ものによっては、既製品を購入するよりも節約になる場合が多いです。
材料を工夫したり無料のテンプレートを使用したりすることで、費用を安く抑えられることもあります。
たとえばペーパーアイテムを手作りした場合、1部あたりの値段は数百円の節約にしかならなくてもゲスト人数分となると数万円の節約になる場合も。
ただし手作りのアイテムを式場に持ち込む際には、「持ち込み料」が発生する場合があります。
アイテムを手作りする一番の目的が節約の場合は特に、持ち込み料の存在を忘れてはいけません。
「節約のために手作りをしたのに、持ち込み料が高すぎて逆に費用が高くついてしまった…」とならないよう、事前に持ち込み料の有無と値段を式場側に確認しておきましょう。
アイテム作成にかかる費用や手間を考慮して、手作りするアイテムを決めることが大切です。
③気持ちが伝わる
時間と手間を惜しまず心を込めて手作りしたアイテムは、ゲストに「ありがとう」の気持ちが伝わりやすいでしょう。
ゲスト一人ひとりに宛ててメッセージを書いた席札は定番ですが、特別感がありゲストにも喜ばれます。
披露宴後ゲストに渡すプチギフトにも、ちょっとした工夫やふたりらしいデコレーションを施せばふたりの気持ちも伝わります。
④変更や修正にすぐ対応できる
専門の業者を挟まないので、急遽変更や修正が必要になったときにすぐに対応できるのもメリットの一つです。
業者に変更や修正をお願いする手間も省け、自分の手が空いているときに臨機応変に対応できるのは忙しい新郎新婦さまにとってうれしいポイントですよね。
⑤手作りする時間も大切な思い出になる
自分ひとりで、あるいは新郎とふたりでゲストのことを思いながらアイテムを手作りする時間も大切な思い出として残ります。
ふたりで材料の買い出しに行ったり、寝る暇を惜しんで作業したり、ふたりで協力し合った時間も一生の宝物になるでしょう。
DIYウェディングのデメリット
あとで後悔しないためにも、DIYウェディングのメリットだけでなくデメリットも把握しておくことが大切です。
DIYウェディングのデメリットを見ていきましょう。
①時間と手間がかかる
アイテムを手作りすると、予想していた以上に時間と手間がかかる場合があります。
アイデアを考えたり、アイテムの作り方を一から調べたりするのにも時間が必要です。
慣れない作業をするので、最初は時間がかかり疲労感も増すでしょう。
席札等に大切なゲストの氏名を手書きする場合は、漢字の間違いにも気をつけなければなりません。
画数が多い複雑な漢字であれば辞書やスマートフォンで調べながらの作業になる可能性もあり、ダブルチェックも必須です。
アイテムを手作りすると決めたら、余裕を持ったスケジューリングを心掛けてください。
それぞれが得意なことを新郎と分担して進めていく方法もおすすめです。
とはいえ、相手に任せっきりにはせず「ピンチのときにはふたりで協力する」という気持ちを持って取り組みましょう。
②安っぽく見える場合も
手作りのアイテムはあたたかみがあるのが魅力ですが、思っていたよりも手作り感が強く出てしまい、安っぽく見えてしまう場合もあるようです。
アイテムの仕上がりに満足できず万が一作り直すことになれば、費用の節約どころか余計にお金がかかってしまいます。
材料の質を落として節約したい気持ちも分かりますが、節約しすぎて「もっとこうすればよかった…」と後悔することのないようにしてください。
プロの作る高い既製品と比べることはせず、あくまで参考程度にしておくといいでしょう。
DIYウェディングを成功させるコツとは?
「アイテムを手作りして費用を節約したいけれど、手作業が苦手」
「仕事が忙しい時期に結婚式を挙げる予定なので、コツコツ作業できるか不安」
このようにDIYウェディングに興味はあるものの、うまく作れるかどうか、最後までやり遂げられるか不安に思う人もいるでしょう。
ここからは、DIYウェディングを成功させるためのコツを紹介します。
イメージが固まったら早めに作り始めよう
結婚式のテーマや手作りするアイテムのイメージが固まったら、早速アイテムを作り始めましょう。
費用を節約するためにたくさんのアイテムを手作りする場合や、招待するゲストの人数が多い場合などは、半年以上前からコツコツと進めておくと安心です。
手作りが苦手な人は助けてもらうのもアリ
自分たちの結婚式で使うアイテムを作る時間は楽しいものですが、細々した手作業があまり得意ではないという人は、新郎や友人など得意な人に助けてもらうのもアリです。
結婚式当日が近づくにつれて、新郎新婦はどんどん忙しくなります。
花嫁はブライダルエステやボディーメイクに十分な時間をかけたくもなり、思うように作業が進まなくなることも。
結婚式に間に合わないと感じたら、手遅れになる前に周りに協力を仰ぎましょう。
きっと快く手伝ってくれるはずです。
便利な手作りキットを使う手も
「手作りしたい気持ちはあるけれど、手作りする時間がない!なるべく時間をかけたくない」という方には、手作りキットがおすすめです。
お金の節約にはなりませんが時間や手間を節約できるので、自分磨きやほかのことに時間を割けるメリットがあります。
ペーパーアイテムやリングピローなど材料と説明書がセットになっているものが多いので、初心者でも作りやすいでしょう。
結婚式のテーマや自分好みのものを見つけてくださいね。
おすすめの手作りウェディングアイテム
DIYウェディングでおすすめの手作りアイテムを紹介します。
ペーパーアイテム
初心者でも簡単に作れてDIY向きなのが、席札や招待状などのペーパーアイテムです。
招待状・エスコートカード・席次表・席札・プロフィールブック等々、ペーパーアイテムは種類も多く、すべて手作りすれば統一感も出ます。
デザインやフォント、紙質など細部にもこだわって手作りする花嫁も多いペーパーアイテムですが、すべてを手作りするとなると、節約になるとはいえ非常に時間と手間がかかります。
どれかに絞ったり、完全オリジナルではなくテンプレートを使ってセミDIYにしたり、無理せず自分に出来る範囲で手作りしましょう。
ウェルカムボード
ウェルカムスペースに置くウェルカムボードも手作りしやすいでしょう。
ウェルカムスペースのメインアイテムなので、ふたりで手作りすると一生の思い出になります。
定番のキャンバスウェルカムボードからウェルカムミラーボード、アクリルウェルカムボードなど意外と簡単に作れるものもあるので、検討してみてください。
前撮りをするなら、一番お気に入りの前撮り写真を使ったウェルカムボードにしてもいいですね。
リングピロー
結婚式で指輪交換の際に使うリングピロー。
リングピローは結婚式後もアクセサリー入れや小物入れとして使えることから、手作りするウェディングアイテムとして人気です。
指輪を置くための小さな枕ですが、プリザーブドフラワーやおしゃれな生地等を使って、簡単に手作りできます。
リボンやフェザーで装飾をして可愛らしいデザインにしたり、逆にシンプルでかっこいいデザインにしたりもできます。
シンプルなリングピローであれば、費用の節約にもなりますよ。
テーブルナンバー
各テーブルの目印になるように設置する、大きめの数字やアルファベットが書かれたテーブルナンバーも手作りしやすいアイテムです。
木製のものや今流行りのアクリル板を使ったものなど、披露宴会場の雰囲気にふさわしい材質を選びましょう。
フォントも一つひとつ特徴があり、会場の雰囲気に合うものと合わないものがあります。
どのフォントにするのか、ふたりで相談しながら決めていきましょう。
フラワーシャワー
フラワーシャワーとは、挙式会場から退場する新郎新婦に対して、ゲストが祝福の意味を込めて花びらなどを撒く演出のこと。
生花や造花の花びらを撒くフラワーシャワーが定番ですが、コンフェッティ(紙吹雪)シャワーや羽などを選ぶ花嫁もいます。
撒くものを入れておくカップや紙筒等も簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。
星型やハート形のコンフェッティを作ったり、オーガンジーやサテンなどの生地でリボンを作ったり、会場の雰囲気や好みに合わせて作ってみてくださいね。
大切なアイテムを手作りしてオリジナル感をアップさせよう
ウェディングアイテムを手作りすると結婚式のオリジナル感もアップし、なにかと費用がかさむ結婚式の費用節約にもなります。
自分たちの結婚式で使う大切なアイテムを手作りすることで、ふたりの仲も一層深まり、良い思い出にもなりますよ。
ただし、自分たちで手作りしたアイテムを結婚式場に持ち込む際には、「持ち込み料」が発生する場合があるため注意が必要です。
持ち込み料の有無や値段は、作り始める前に式場側に確認しておきましょう。
無理のない範囲でウェディングアイテムを手作りして、ふたりらしいオリジナリティあふれる素敵な結婚式にしてくださいね。