結婚式といえば、高額なイメージがありますよね。
しかし経済的な理由から、少しでも結婚式を安くあげたいと考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は結婚式を安くあげるためのポイントを紹介します。
結婚式をあげるのに人気の時期や安い時期、ジューンブライドについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
結婚式を安くあげるためのポイントとは?
結婚式はあげる時期・六曜・開始時間などにより、費用が大きく異なるのが特徴です。
高額になりがちな結婚式の費用を抑え、少しでも安くするためのポイントを紹介します。
①結婚式のオフシーズンが狙い目
結婚式には人気の時期(オンシーズン)とあまり人気でない時期(オフシーズン)の2つがあります。
結婚式を安くあげるためには、オンシーズンを避けオフシーズンを選ぶといいでしょう。
結婚式のオンシーズンとは春(3月4月5月)や秋(9月10月11月)など気候が安定している季節のことで、これらの時期には結婚式が数多く実施されます。
オンシーズンには集客が見込めるため、結婚式場側も費用を高めに設定していることが多いのですが、日柄の良い日や休日などはすぐに予約が埋まってしまうのが特徴です。
一方、結婚式のオフシーズンとは夏(6月7月8月)や冬(12月1月2月)など暑さや寒さが厳しい季節のことをいい、ゲストに特別な配慮が必要なことから結婚式の実施数はそれほど多くはありません。
オフシーズンには結婚式場が予約を入れてもらうために、安いプランを用意していたり特典をつけていたりと安い費用で結婚式をあげられる傾向にあります。
オンシーズンと比べるとオフシーズンの結婚式費用は安いですが、質を落としているわけではないため心配する必要はありません。
質を落とさず安い費用で結婚式をあげられるオフシーズンは、安さ重視の方にとって狙い目と言えます。
オンシーズンの結婚式は費用が高め
結婚式のオンシーズンである春や秋は、結婚式の基本料金が高めに設定されていると紹介しましたが、航空機チケットや宿泊費用がこれらの時期に高騰するのと同じ原理です。
時期ごとの結婚式費用を詳しく見ていきましょう。
春(3月4月5月)
3月から5月にかけては、徐々に結婚式の費用相場が上がっていく人気の時期です。
3月や4月は人事異動や入学入園等で生活環境に変化がある方もいるため避けられる場合もありますが、気温が徐々に上がっていくにつれて結婚式をあげる新郎新婦も多くなります。
5月は春のオンシーズンの中で結婚式の実施数が最も多い月です。
ゴールデンウイークの中日は人気の5月の割には安い料金で設定されている場合もあり、安さ重視の新郎新婦にとってはメリットもあります。
しかし、招待されるゲストにとっては旅行の計画が立てにくかったり渋滞に巻き込まれる可能性があったりすることから、ゴールデンウイーク中の結婚式は迷惑だと感じる方もいるため注意が必要です。
ゴールデンウイークに結婚式をあげるなら連休の初日や最終日にしたり、親族やごく親しい友人だけに参列者を厳選したりするなど、ゲストへの配慮を忘れないようにしましょう。
秋(9月10月11月)
結婚式のハイシーズンとも言える秋。
秋は晴れの日が多く快適に過ごせる気候のため、結婚式で最も人気のある時期です。
10月から11月にかけては1年の中でも結婚式の費用が特に高騰する時期のため、予算を多めに見積もっておく必要があります。
人気の結婚式場やホテルでは1年以上前から予約が埋まることも珍しくありません。
10月や11月に結婚式をあげたいのであれば、早めに日程を調整し予約することをおすすめします。
9月に結婚式をあげる場合、10月や11月にあげるよりも費用は安い傾向にありますが、残暑が厳しい日も多いためゲストへの配慮が必要な場合も多く注意が必要です。
オフシーズンの結婚式は費用が安い傾向に
冬(12月1月2月)
秋が終わるにつれて結婚式もオフシーズンに入っていきます。
12月の後半にはクリスマスや年末年始の休暇が始まり、費用相場も徐々に安くなっていきます。
特に寒さが厳しい1月や2月は1年の中で結婚式をあげる新郎新婦が最も少なく、費用も安い傾向にあります。
結婚式の実施数が少ないため、日柄を重視する方も希望の日程で結婚式をあげやすいのが特徴です。
クリスマスならではの演出を取り入れた結婚式や、雪やキャンドルなど冬らしいものをテーマにした結婚式など、寒い冬を全面的に出した結婚式もおすすめです。
冬場に人気のイルミネーションを庭園やウェルカムスペースに施せば幻想的な雰囲気の結婚式になり、ゲストの記憶にも残りそうですね。
夏(6月7月8月)
だんだんと暑さも厳しくなるこの時期は、結婚式の費用が安い時期でもあります。
特に7月や8月は暑さも非常に厳しく、夏休みやお盆休みもあることからゲストの都合を考慮して結婚式の実施数は少な目です。
そのため、真冬同様に希望する日程で結婚式をあげやすい時期と言えます。
夕方や夜になると暑さも落ち着いてくるので、ナイトウェディングにもぴったりの時期ですね。
ジューンブライドは安い?
幸せな花嫁をイメージさせる「ジューンブライド」に憧れる方もいらっしゃいますよね。
日本において6月は梅雨の時期と重なることから、結婚式のオフシーズンにあたります。
雨の日が多い6月の結婚式実施数は、7月や8月同様あまり多くはありません。
そのため、結婚式場が安いプランや特典を用意していることから、春よりも結婚式の費用が安い傾向にあります。
ほかの時期の雨はあまり好まれませんが、6月の結婚式では逆手にとって雨をテーマにするのもおすすめです。
ペーパーアイテムやウェルカムスペースに雨や相合傘、虹をモチーフにしたものを取り入れたり、雨アイテムで記念撮影したりしてもいいでしょう。
結婚式当日の天候が雨の場合でも、テーマが雨であればむしろラッキーです。
雨粒や水たまりをうまく利用した写真など、雨だからこそ撮れるドラマチックな写真もたくさんあります。
花嫁のブーケや会場の装花に紫陽花を使うと季節感も溢れ、青や白、紫をメインカラーにすれば爽やかな雰囲気の結婚式になりますね。
② 日曜日や祝日、平日にあげる
結婚式は土曜日にあげるのが最も人気です。
土日休みの方が多いため、次の日が休みである土曜日であれば夜遅くまで楽しめるという理由からです。
結婚式を安くあげるためには人気の土曜日を避け、日曜日や祝日、平日を選びましょう。
結婚式が人気の春や秋といった時期は、土曜日だけでなく日曜日も費用が高く設定されているため、祝日や平日にするといいかもしれません。
平日の場合、大安や友引など結婚式で人気の日柄も選びやすいでしょう。
ゲストの仕事や学校を考慮して平日に結婚式をあげる方は少ないですが、その分新郎新婦の衣装代無料や会場利用料半額など大幅な割引をしてくれる結婚式場も多いです。
しかし、ゲストにとっては「平日の結婚式は行きにくい」ということに変わりはないため、翌日が休日の平日を選んだり、平日に結婚式をあげる理由を丁寧に説明したりとゲストに配慮が必要です。
土日前後の祝日は結婚式をあげる方も増えるため割引率はそこまで高くはありませんが、ゴールデンウィークやシルバーウィークなど大型連休の中日であれば、割引率が高い傾向にあるため検討してみてください。
③ナイトウェディングにする
結婚式の開始時間は、基本的に午前・午後・夕方の3パターンに分かれています。
中でも午前開始の結婚式は子どもや高齢者も参加しやすく、披露宴の時間が昼食の時間と重なるため食事のリズムも崩れないことから、最も人気です。
結婚式の費用を安くするためには午前開始を避け、午後や夕方開始を選びましょう。
同じ日程でも、午前・午後・夕方で費用が異なる場合もあり、夕方開始のナイトウェディングが最もリーズナブルな場合が多いです。
ナイトウェディングであれば、仕事終わりや数時間の時間休を取って参列してもらうことも可能になります。
費用が高くなりがちな生花を最小限にして、キャンドルやイルミネーションライトを使って幻想的な非日常空間を演出すれば、装花代の節約になる場合もあります。
ふたりの工夫次第で費用を抑えつつ素敵なナイトウェディングをあげることは可能ですので、ぜひ検討してみてください。
しかしながら、ナイトウェディングは子どもや高齢者にとっては少々ハードルの高いものであることも事実です。
終了時刻によっては二次会が開催できなかったり、宿泊が必要になったりするゲストもでてくるので、別途御車代等の費用が発生する場合もあります。
招待するゲストの顔ぶれや都合を考慮して、ナイトウェディングでも問題なさそうか検討しましょう。
④ 大安や友引以外の日を選ぶ
多くの新郎新婦が大安や友引などの吉日に結婚式をあげます。
そのため、大安や友引以外の日では特典や安いプランを用意している結婚式場がほとんどです。
六曜を気にしない方で安い費用で結婚式をあげたい方は、大安や友引以外の日を選びましょう。
しかし実際のところ、六曜を気にする親世代や祖父母世代の方はいまだ多いです。
後々トラブルになりかねませんので、ふたりだけで決めてしまわず両家の親と相談しながら日程を決めるようにしてください。
⑤直近割引や特典を利用する
結婚式は決めなければならないことやしなければならないことがたくさんあり、働きながら結婚式の準備を進めるのはとても大変です。
時間的に余裕を持って準備したいという方も多く、結婚式まで半年から1年以上先の日程で検討する場合が多いです。
そのため、半年以内にあげる結婚式には何らかの特典や割引がある場合も。
結婚式を安くあげたい場合、直前割引や特典を利用するのも一つの手でしょう。
まとめ
結婚式を安くあげるためのコツを紹介しました。
人気の時期を避け、真夏や真冬のあまり人気でない時期を選ぶことで、質を落とすことなく安い費用で結婚式をあげられます。
土曜日以外や大安・友引以外の日を検討してもいいでしょう。
ゲストの顔ぶれや都合によっては、ナイトウェディングもおすすめです。
半年以内の結婚式であれば、直前割引や特典がある結婚式場もありますので探してみてはいかがでしょうか。
結婚式の時期や六曜、開始時間などを変えるだけで費用が抑えられる場合も多いので、ぜひ最後まで諦めずに検討してみてくださいね。