花嫁姿をより一層華やかに魅せてくれるブライダルネイル。
結婚式において、花嫁は特に多くのゲストから視線を浴びるため指先まで抜かりなくケアしておきたいですよね。
今回は魅せるブライダルネイルにするためのポイントや、ブライダルネイルにぴったりのネイルデザインなどを紹介します。
ブライダルネイルの種類は4つ
ブライダルネイルの種類は、ジェルネイル・スカルプチュア・マニキュア・チップの全部で4つあります。
前撮りや結婚式後すぐに仕事の関係等で落としたい方は、自宅で簡単に落とせるマニキュアやチップがおすすめです。
ブライダルネイルをしばらくつけたままにしておきたい方には、長い期間綺麗な状態を保てるジェルネイルやスカルプチュアが向いています。
まずは4種類のうち、どのタイプにするか決めましょう。
それぞれ詳しく紹介しますので、自分に合ったものを見つけてください。
ジェルネイル
自爪にジェルを塗ったあと、LEDライトやUVライトを当てて硬化させてからデザインを施す方法です。
ジェルネイルは多くの花嫁に選ばれており、ブライダルネイルの定番となっています。
硬化したジェルは光沢があり、美しい仕上がりとなるのが特徴です。
ジェルネイルは耐久性もあり、綺麗な状態を1カ月間ほど維持できるのがメリットです。
ジェルネイルのオンやオフには時間がかかりますので、ネイルサロンに出向き施術してもらうのが一般的です。
ネイルサロンで行うジェルネイルなら複雑なアートを描いたり、ジェルの層を使用した立体的なデザインにしたりとさまざまな選択肢があります。
自宅でジェルネイルキットを使ってできるものもありますが、結婚式のブライダルネイルの場合は仕上がりの綺麗さを重視するため、ネイルサロンでプロのネイリストに施術してもらうことをおすすめします。
ただし、ジェルネイルは爪が薄くて弱い方には負担が大きいため向いていません。
スカルプチュア
自爪にアクリルパウダーやアクリルリキッドを直接塗り、人工的な爪を成形する方法です。
爪の長さを増やしたり、爪の形を整えたりできます。
自爪を補強する役割もありますが、強い衝撃が加わると折れてしまう場合があるため注意が必要です。
爪の長さを出しやすいスカルプチュアですが、長くし過ぎると日常生活では不便に感じるでしょう。
オンオフ共にネイルサロンでの施術になります。
マニキュア(ネイルポリッシュ)
爪の表面に液体状のネイルポリッシュを塗る方法です。
マニキュアはベースコート・カラー・トップコートの3層を塗布するのが一般的です。
各層を塗布する際にはそれぞれ乾燥させる時間を必要とするため、施術には時間がかかることがあります。
ほかの方法と比べて耐久性が低く、剥がれやすいのがデメリットでしょう。
自宅で自ら施術を行うこともできますが、仕上がりの綺麗さを重視するならネイルサロンでの施術がおすすめです。
除光液を使えば自宅でも簡単に落とすことができるので、仕事などの都合ですぐにネイルを落としたい方に向いています。
チップ(付け爪)
自爪に専用の接着剤やテープを使ってネイルチップを貼り付ける方法です。
お色直し中の短い時間でも簡単に取り替えることができます。
衝撃が加わると取れやすいというデメリットもあるため、チップは結婚式の直前に付けるようにしましょう。
ネイルチップをオーダーメイドで頼むときは、制作に1カ月程度かかる場合もあるため注意が必要です。
人気があるサロンやオーダーメイド作家に依頼する場合は、依頼状況により想定よりも時間がかかる可能性もあるため、ギリギリではなく余裕を持たせたスケジュールで依頼をしてくださいね。
マニキュア同様自宅で取り付けることも可能ですが、美しい仕上がりや持続性を重視するならネイルサロンで施術を受ける方がいいでしょう。
魅せるブライダルネイルにするには?
普段のネイルのように自分の好みの色やデザインだけでブライダルネイルを選んでしまうのは少々危険かもしれません。
ここからは魅せるブライダルネイルにするためのポイントをいくつか紹介していきます。
ポイントを理解して花嫁の指先を素敵に彩りましょう。
ベースの色はドレスに合わせる
ブライダルネイルの基本となるベースカラーは、ウェディングドレスに合わせて選びましょう。
ホワイトやベージュ、淡いピンクなど上品で目立ちすぎないカラーが人気です。
お色直しをする場合は、どのドレスや和装にも合うようにカラーを選ぶ必要があります。
色味を付けたい方は、カラードレスや和装のカラーに合わせましょう。
デザインは衣装に合った上品なものを
ネイルデザインを決めるときは、ウェディングドレスや和装の写真を参考にするのもおすすめです。
衣装の写真をネイリストに見せれば雰囲気を簡単に伝えられるため、衣装に合った上品なネイルデザインを提案してもらえるでしょう。
ストーンはシンプルなものを
宝石やクリスタルなどのストーンはネイルに豪華さや輝きを加え、特別な日にふさわしい華やかな雰囲気を演出します。
ストーンにはさまざまなサイズや形状があるため、ネイルデザインに合わせて適切なストーンを選ぶことが重要です。
ストーンが大きすぎたり、キラキラ輝き過ぎたりしていると爪先が悪目立ちしてしまい、ウェディングドレス本来の上品さが失われてしまいます。
そのため、ストーンはパールやクリスタルなどシンプルで上品なものがおすすめです。
爪の形は丸みがポイント
ブライダルネイルでは上品で穏やかな印象を与えるような、丸みのある爪の形がおすすめです。
丸みを意識して、尖りすぎず長すぎないようにするのがポイントです。
ブライダルネイルに適した爪の形は、大きく分けて3つあります。
爪先だけが丸いラウンドタイプ、全体が丸みを帯びた卵のような形のオーバルタイプ、四角い形状で角だけ丸みを帯びたスクエアオフタイプです。
自爪が大きめならラウンドタイプ、自爪が小さめならオーバルタイプにするといいでしょう。
ブライダルネイルにぴったりなネイルデザインとは?
ここからはブライダルネイルにぴったりなネイルデザインを紹介します。
和装には金箔ネイルで豪華に
金は高級感があり、結婚式という特別な日にふさわしい色です。
和装に豪華な金箔ネイルを合わせると、和のテーマにぴったりとマッチした上品で洗練された雰囲気の爪先になります。
桜や牡丹、鶴や龍など伝統的な和のモチーフを取り入れた和柄デザインと金箔を組み合わせることで、より一層和装の美しさを引き立たせることができます。
また、和紙をイメージしたベースカラーに金箔を散りばめるデザインもおすすめです。
和の雰囲気を演出する和紙柄と金箔の光沢が相まって、洗練された和モダンな雰囲気を醸し出します。
可憐な押し花ネイルも人気
押し花ネイルは、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを使用して作られるネイルデザインの一種です。
ジェルやアクリルなどのネイル素材に押し花を埋め込んでデザインを作ります。
押し花ネイルの魅力は、リアルな花を使って生花の美しさを爪に取り入れることができる点です。
結婚式の最中に可憐な指先を見るたび、テンションが上がりそうですね。
花の種類や色、配置などは自由なので個性的で特別なデザインに仕上げることも可能です。
バリエーション豊かな押し花の色を、ウェディングドレスの色や会場の雰囲気に合わせると統一感が出るのでおすすめです。
上品で華やかなパールデザインもおすすめ
パールデザインのブライダルネイルは、上品で華やかな印象を与えることができます。
パールはその光沢や繊細さから、花嫁のブライダルネイルにふさわしいと言えるでしょう。
小粒のパールを爪の根元に散りばめればかわいらしい雰囲気になりますし、大粒のパールを施せば存在感もあり華やかな雰囲気になります。
王道派にはフレンチネイル
ブライダルネイルにおいて、王道とされるスタイルの一つがフレンチネイルです。
フレンチネイルはシンプルで清潔感のあるデザインが多くの花嫁に人気であり、華やかさと上品さを兼ね備えています。
爪全体を明るいナチュラルなベースカラーで塗り、爪の先端部分に白いラインを描くのがフレンチネイルの特徴的なデザインです。
この白いラインが清潔感や上品さを演出し、花嫁の爪を美しく引き立ててくれます。
ブライダルネイルで失敗しないためには?
ブライダルネイルで失敗しないために気をつけるポイントを解説します。
日頃から念入りにお手入れを!
ブライダルネイルは指先を素敵に魅せる特別なネイルです。
しかしささくれがあったり指先が乾燥していたりすると、せっかくプロのネイリストに施術してもらったとしても仕上がりがイマイチになりかねません。
ブライダルネイルを綺麗に魅せるためには指先のお手入れは必須です。
こまめにハンドクリームで保湿したり、爪先まで日焼け止めを塗って紫外線対策をしたりすることで綺麗な指先を維持できます。
また、爪を切ったり形を整えるときには爪切りを使うのではなく爪専用のヤスリを使うようにしましょう。
ヤスリを使うことで二枚爪になってしまうのを防げます。
ゲストの年齢層や職業を考慮してデザインを決めるのもアリ
結婚式に招待するゲストの顔ぶれを確認し、ネイルデザインを決めるのもいいでしょう。
お堅い職業の方や年配の方が多い場合は、シンプルで派手過ぎないデザインがおすすめです。
堅苦しくない職業の方や若い方が多い場合は、遊び心を取り入れたセンスの光るデザインにしてもいいでしょう。
シンプルなデザインにせよ遊び心を取り入れたデザインにせよ、結婚式のブライダルネイルでは上品さを忘れないようにしてください。
心配なら前撮りのときにチェック
爪先まで完璧にしたい花嫁にとって、結婚式当日のブライダルネイルの仕上がり具合が心配な方もいるでしょう。
結婚式とは別の日程で前撮りを行う予定の方は、前撮りで本番と同じブライダルネイルを試しておくと安心です。
結婚式本番を前に試し塗りをすることで、実際のカラーやデザインがどのように映えるかを確認したり、必要に応じて修正を加えたりすることもできます。
ネイルサロンとも前もって確認し合えるので、本番を安心して迎えることができます。
まとめ
魅せるブライダルネイルにするためのポイントや、ブライダルネイルにぴったりのネイルデザインなどを紹介しました。
丸みを帯びた爪の形にしたり、目立ちすぎないベースカラーやシンプルなストーンを選んだりすることで、ブライダルネイルにふさわしい上品な爪先に仕上がります。
こまめにハンドクリームで保湿したり、爪先まで日焼け止めを塗って紫外線対策をしたりして指先のお手入れも忘れずに行いましょう。
爪先まで華やかに魅せてくれるブライダルネイルを施して、大切な人たちに最高の花嫁姿を見てもらいましょう。