リングガール・リングボーイってなに?お願いするときのマナーや注意点を解説

リングボーイの大役を務める男の子
結婚準備

結婚指輪を新郎新婦の元へ運ぶ、リングガール・リングボーイ。

その姿はとても可愛らしく、微笑ましいですよね。

しかし、いざその大役をお願いするとなると「マナーやお願いの仕方が分からない……」という方も多いのではないでしょうか。

今回は、リングガール・リングボーイをお願いするときのマナーや注意点を解説します。

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リングガール・リングボーイの役割とは?

ナチュラルな雰囲気のリングピロー

まずはリングガール・リングボーイの演出ではどういったことをするのか、その役割を見ていきましょう。

結婚指輪を運ぶ重要な役割

リングガール・リングボーイとは、結婚式で行われる指輪交換の際に、祭壇上にいる新郎新婦の元へ結婚指輪を乗せたリングピローを運ぶという重要な役割を担う子どものこと。

リングベアラーとも呼ばれます。

欧米では昔から定番の演出でしたが、その可愛らしい姿から最近では日本でも取り入れる方が多くなっています。

挙式会場をなごやかな雰囲気にする役割

リングガール・リングボーイを務める子どもが登場すると、挙式会場の厳かな雰囲気が一気になごやかに。

挙式会場の張り詰めた緊張感をやわらげる大切な役割も果たしてくれます。

リングガール・リングボーイをお願いするときのマナー

新婦から新郎へはめる結婚指輪

自分の子どもがリングガール・リングボーイ役に選ばれたら、子どもの親も「うまくできるかな」「泣き出してしまったらどうしよう」などと緊張してしまうもの。

親として不安や緊張があるということも念頭に置いて、失礼のないようマナーを守ってお願いすることが大切です。

ここからは、リングガール・リングボーイをお願いする子どもの年齢やお願いの仕方、マナーなどを解説します。 

どのような間柄の子どもにお願いする?

リングガール・リングボーイをお願いする場合、親戚の子どもを優先しましょう。

リングガール・リングボーイ役に姪っ子や甥っ子を選べば、新郎新婦の親にとっても孫の晴れ舞台を見られる良い機会になるためとても喜ばれます。

親戚の子どもがいなければ、親しい友人の子どもにお願いするといいでしょう。

お願いする子どもの理想的な年齢は?

リングガール・リングボーイは、4歳〜10歳くらいの子どもにお願いすることが多いようです。

結婚指輪を運ぶという大切な役割を理解し、最後までしっかりとやり遂げられるであろう年齢です。

しかし、4歳未満の場合でも演出方法やサポートの仕方を工夫することで、リングガール・リングボーイの役割を任せられます。

のちほど小さい子どもでも参加可能な演出パターンをいくつか紹介しますので、参考にしてみてください。

どうやってお願いする?マナーは?

結婚式の日取りが確定したら、まず最初にリングガール・リングボーイをお願いしたい子どもの親に連絡を取ります。

できれば直接会ってお願いをしたいところですが、遠方に住んでいたりスケジュールが合わなかったりして難しい場合は電話でもかまいません。

「結婚式に参列してもらえるか」と「子どもに演出に参加してもらえるか」を打診しましょう。

演出の内容を説明したうえで快諾してもらえたら、正式に招待状で依頼するのがマナーです。

招待状とは別のカードを用意し、当日の集合時間やリハーサルの予定時刻、衣装など詳細を伝えると丁寧でしょう。

子どもの衣装はどうする?

子どもの衣装は子どもの親が用意し、衣装代も親が負担することが一般的です。

リングガール・リングボーイの演出に参加する場合でも衣装代を親が負担するのは、子どもも参列者の一人であると考えられるためです。

新郎新婦からドレスコードや衣装の色を指定してもいいでしょう。

リングガールはブルーやイエロー、ピンクなどの淡い色のワンピースドレス、リングボーイはネイビーやグレーのタキシードが人気です。

子どもへのお礼は?

結婚式当日、リングガール・リングボーイの大役を頑張ってくれた子どもにはお礼を渡すのがマナーです。

金額は1,000円から3,000円を目安に、お菓子やおもちゃなど子どもに喜んでもらえそうなものを選びましょう。

また後日会う機会を作り、改めてお礼の気持ちを伝えられるとより丁寧です。

結婚式当日にプロのカメラマンが撮影した写真をプレゼントすると喜んでもらえます。

リングガール・リングボーイの注意点とは?

淡い色合いのリングピローと結婚指輪

子どもに参加してもらうリングガール・リングボーイの演出だからこそ、ほかの演出以上に細かな配慮が必要になります。

リングガール・リングボーイの演出を行う際の注意点を見ていきましょう。

緊張しそうな場合はふたり以上で行う

単独でバージンロードを歩くシーンは、大人でも緊張します。

子どもの性格や当日の気分にもよりますが、子どもがひとりだけで歩くと緊張してしまいそうなら、きょうだいやほかの子どもと一緒にふたり以上で歩くのもいいでしょう。

ふたり以上であれば、緊張もだいぶ和らぐはずです。

まっすぐに歩けないときは乗り物がおすすめ

小さい子どもにリングガール・リングボーイをお願いするときの心配事の一つとして、途中で気が散ってしまいバージンロードをまっすぐに歩けないことが挙げられます。

その子の親や大きめの子どもと一緒に手をつないで登場してもらうのもいいですが、おすすめは乗り物に乗って登場することです。

遠隔操作できるラジコンカーや手押し棒付きの三輪車など、子どものテンションが上がりそうな乗り物を選びましょう。

直前のリハーサルに参加してもらう

リングガール・リングボーイ役の子どもにも、式直前に行われるリハーサルに参加してもらうようにしましょう。

子どもにリハーサルに参加してもらうのは、演出の手順を事前に知っておいてもらうためです。

ぶっつけ本番でやってもらうのと、前もって同じ会場を練習で歩いてみるのとでは緊張感も違うはずです。

結婚指輪を運んでいる最中に緊張から子どもが走り出してしまったり、転んでしまったりすることもあるかもしれません。

結婚指輪を落としてしまわないように指輪に紐を通したり、差し込んだりしてリングピローにしっかりと固定しておくことも大切です。

また、リハーサルではリングピローを新郎や新郎の介添人に渡したあとのリングガール・リングボーイの動きも確認しておきましょう。

どの席に戻るのか、あらかじめ位置を教えておきます。

ただし、本番では大勢のゲストが座っているため、戻る席の位置が分からなくなる可能性もあります。

子どもの親が手を挙げたり名前を呼んだりして、サポートしてあげるといいでしょう。

予想外のハプニングも穏やかな気持ちで

リハーサルではうまくできたにもかかわらず、本番では予想外のハプニングに見舞われることもよくあります。

ハプニングにも慌てることなく、穏やかな気持ちで乗り切りましょう。

子どもが参加するリングガール・リングボーイの演出では、ゲストも温かく見守ってくれるはずですので心配いりません。

リングガール・リングボーイの演出パターン8選

指輪交換をする新郎新婦

リングガール・リングボーイの演出を工夫すれば、より可愛らしさや魅力もアップします。

演出パターンをいくつか紹介しますので、子どもの年齢や性格に合ったものを選ぶ際の参考にしてください。

自分たちなりにアレンジして、皆が楽しめるリングガール・リングボーイの演出にしましょう。

ラジコンカーでカッコよく

リングガール・リングボーイがラジコンカーでカッコよく登場すれば、会場のゲストからも自然と笑みがこぼれます。

リングガール・リングボーイにとっては、遊び感覚で結婚指輪を運べるのであまり緊張することなく行えそうです。

この演出は、まだひとりで歩くことができない赤ちゃんにもおすすめです。

三輪車で颯爽と

リングガール・リングボーイが乗り慣れた三輪車で登場するのもおすすめです。

手押し棒付きの三輪車であれば、いざという時にサポート役の大人が手助けできます。

歩行器でスイスイと

よちよち歩きの小さい子どもには、歩行器に乗って結婚指輪を運んでもらう方法もあります。

歩行器にカバードレスを取り付ければ、より一層素敵な乗り物に大変身。

周りのゲストも思わず「頑張れー!」と応援したくなりそうです。

リングピローを落としてしまわないように、歩行器にしっかり固定しましょう。

風船やメッセージボードと一緒に

リングガール・リングボーイの持つリングピローに風船を付けるとさらに可愛さがアップします。

ふたり以上で行うときは一人はリングピローを、もう一人はメッセージが書かれたおしゃれな旗(ウェディングフラッグ)を持つのもアリです。

一緒に持つ小物次第で、リングガール・リングボーイの演出がオリジナリティ溢れるものになります。

リングドッグと一緒に

リングガール・リングボーイと一緒に、結婚指輪を持った「リングドッグ」が登場すれば、会場がさらに華やかに。

リングガール・リングボーイがリードを持つときは、力加減など犬との相性を必ずチェックしましょう。 

ペットOKの会場ならぜひ取り入れたい演出方法です。

頼りになりそう!SPに扮して

結婚指輪を入れたアタッシェケースを持ち、サングラスをかけたSP風リングガール・リングボーイはいかがでしょうか。

ゲストからその意外性に「おおっ!」と歓声があがりそうです。

可愛くアレンジしたリングピローを持って

シンプルなリングピロー以外にも、リースタイプ・カゴタイプ・ボールブーケタイプなどさまざまな形のリングピローがあります。

子どもの小さな手でも運びやすいような形を選ぶといいでしょう。

可愛くアレンジしたリングピローを持ったリングガール・リングボーイなら、写真映えもバッチリです。

リュックに入れて

リングピローを手に持って運ぶのが難しそうな場合、リュックや鞄に入れて運んでもいいでしょう。

お気に入りのぬいぐるみを抱えていると、緊張もやわらぎ落ち着いて歩けるかもしれません。

一生懸命に運んでいる姿にキュンとするゲストも多そうです。

まとめ

結婚指輪をはめた新郎新婦

リングガール・リングボーイを子どもにお願いするときにはマナーを守り、くれぐれも無理強いしないようにしましょう。

初めての会場で緊張しやすい子どもに参加をお願いする演出だからこそ、特別な配慮が必要になります。

子どもの緊張や不安をやわらげるためにリハーサルに参加してもらったり、演出をアレンジしたりして気持ちよく参加してもらえるといいですね。

天使のような可愛らしいリングガール・リングボーイの演出は、ゲストを幸せな気持ちにしてくれます。

リングガール・リングボーイと一緒に素敵な思い出をつくってくださいね。

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