【ウェディングドレスの基礎知識】ウェディングドレスとは?
ウェディングドレスの歴史や種類など、ウェディングドレスの基礎知識についてご紹介します。
【ウエディングドレスの基礎知識】ウェディングドレスのトレーンとは?|ウェディングドレス・タキシードならPIARY(ピアリー)
ウェディングドレスの「トレーン」とは、ドレスの床についている裾部分を表す言葉です。
床に引きずる裾部分が長いドレスのことを「ロングトレーンドレス」といい、裾を引きずる様子が列車の連なりのように見えたことが「トレーン」(≒「トレイン」)の語源と言われています。
今回はウェディングドレスの「トレーン」について詳しく解説します。
そもそもウェディングドレスの裾(トレーン)は、なぜ長いデザインが多いのでしょう。
それは、昔(12世紀頃)はトレーンの長さが身分を表すとされ、位の高いプリンセスがロングトレーンを着用した歴史から始まりました。
現在は、身分などは関係なく、ウェディングでの後ろ姿をよりエレガントに見せたい時に、長さもスタイルも自由に選べます。
ちなみに、王室の歴史の中で一番長いロングトレーンのウェディングドレスは、ダイアナ元妃が1981年に結婚式で着用したウェディングドレスだとされています。
ダイアナ元妃が着用したロングトレーンドレスは、アイボリーのシルクタフタで作られ、1万個のパール、精細な刺繍がほどこされ、トレーンは7.62メートルとかなりの長さの豪華なドレスでした。
ロングトレーンドレスの魅力といえば、なんといっても「エレガントな後ろ姿」です。
花嫁は、バージンロードを歩くとき、結婚式の最中、披露宴会場の移動など、ゲストから後ろ姿を見られる機会が多くあります。
そんな後ろ姿をエレガントに際立たせてくれるのがロングトレーンのドレスです。
刺繍やレース、パールやスパンコールなど、デザインがほどこされた長いトレーンは、花嫁の後ろ姿にみんなの視線が釘付けになること間違いなし!
また、ロングトレーンのドレスを着るとシルエットが縦に長くなるので、全体の印象をスッキリと見せてくれる効果もあります。
プリンセスラインなどのスカートにボリュームのあるドレスを選ぶと、下半身が気になる場合もカバーしてくれます。
ウェディングドレスのトレーンは、長さの違い以外にも、記事の素材、模様、刺繍のありなし……と種類は様々。
例えば長さだけとっても、トレーンが長いとエレガントな印象になり、短いとカジュアルな印象にと、トレーン部分が少し異なるだけでまったく違うイメージになります。
ドレスのシルエットも様々ですが、トレーンの長さによって印象は変化します。
スカートがお姫様のようにボリュームのある「プリンセスライン」、アルファベットのAのように頭から裾にかけて三角になるような「Aライン」、上半身から膝のあたりまでが体にピタッと沿っている人魚のような「マーメイドライン」と色々スタイルがありますが、 ロングトレーンはどんなラインのドレスにも合います。
「ロングトレーンドレス」とひとくくりにしても、素材やラインなどによってまったく異なるイメージになるので、好みの雰囲気に合わせてドレスを選びましょう。
ロングトレーンドレスの中には、トレーン部分を着脱できるスタイルのものもあります。
挙式では長く引きずるトレーン部分を着けて、披露宴会場では移動のしやすさを考えて外すといった使い方ができます。
「取り外しはしたいけれど長いトレーンにこだわりがある」というのならば、挙式用のトレーンをはずして、少しボリュームを抑えたロングトレーンのオーバースカートを着るといったお色直しの方法もあります。
スカートの部分に上から重ねて着られるオーバースカートなら、お色直しで長い時間中座する必要も無く、費用も抑えられます。
オーバースカートは、スカート部だけでなく全身に重ねるスタイルのものもあるので、真っ白なウェディングドレスからカラードレスへと変えることも可能。
トレーン部分がはずれるウェディングドレスを用いれば、同じ衣装で二次会への衣装へとイメージチェンジできます。
ロングトレーンのウェディングドレスに向いている会場は、バージンロードの長いチャペルや、荘厳な雰囲気の大聖堂です。
トレーンの美しさを最大限に引き立てるためには、バージンロードの長さが十分にあり、裾の広がりも見せられる“広さ”にも余裕がある必要があります。
バージンロードが短い会場や、バージンロードの狭い会場では、せっかくのロングトレーンが活かせないので、トレーンの長いドレスが着たい時は、会場選びも重要になってきます。
先に会場を選んでいるなら、会場にあったトレーンの長さをプランナーさんに相談しながらドレスを選ぶといいでしょう。
格式高いホテルでのウェディングにもロングトレーンドレスにおすすめです。
ホテルのチャペルや披露宴会場は、結婚式場として独立している施設よりも広さがあり、ロングトレーンドレスを最大限活かせます。
写真撮影に関しては、大階段を使ってトレーンを広げた撮影ができたり、ホテルの庭や外階段など自然光を取り入れた撮影をできる場所もあるので、ホテルをお考えの場合はプランナーに確認してみましょう。
スレンダーラインでナチュラルカラーのトレーンが長めのドレス。
大きめのフラワーレースがあしらわれ、繊細な刺繍がエレガントな雰囲気を作り出しています。
袖の無いノースリーブで腕のラインを美しく見せ、トレーンの長さにより縦のラインが意識させられるデザインで全体がスッキリと見える好印象なドレスです。
全体的に大柄な刺繡レースが施されたマーメイドドレス。
後ろに広がるトレーンにも刺繡が施されているので、後ろ姿もエレガントで美しくみせてくれます。
Vネックでデコルテ周りをスッキリとみせ、人気のマーメイドラインで女性らしい身体のラインを強調。
スタイルアップを叶えてくれるドレスです。
2wayで雰囲気を変えて楽しめるカラードレス。
チュールをつけることでボリューム感が出て、よりゴージャスで魅力的なバックスタイルを演出してくれます。
大人っぽさと可愛さを兼ね備えたブラウンカラーのマーメイドドレスはおしゃれ花嫁さまに大人気です。
クラシカルなレースを使用したトレーンが美しいドレス。
シースルーの透け感がおしゃれで、魅力的なバックスタイルを演出してくれます。
大人な雰囲気が漂うこのドレスは、リゾートウェディングや船上ウェディングにもぴったりです。
ロングトレーンドレスはバックスタイルを美しく見せてくれるので、髪型もドレスに合わせてセットで考えるとバランスが取れます。
縦長のシルエットを活かして髪をアップにすれば清楚な印象に、ダウンスタイルにしてルーズ感を出せば、フェミニンな印象になります。
清楚な雰囲気を出したいなら「アップ」「アップシニヨン」「ローシニヨン」、ナチュラルでフェミニンな印象にしたいなら「ハーフアップ」「ダウンスタイル」が素敵です。
アクセサリーはヘッドドレスで飾ると、バックスタイルをエレガントに魅せるのに一役買います。
小花とリーフがあしらわれたマットな風合いのヘッドドレス。上品で清楚な印象をプラスし、ドレスの華やかさを引き立てます。
サイズ感も小ぶりでどんなヘアスタイルにも合わせやすく、前髪に沿わせたり、サイドにつけたり、シニヨンの横につけたりと、場所を選ばずにどこにつけても馴染みます。
シルバーとゴールドの2色展開なので、ドレスや雰囲気に合わせて選べます。
トレーンとは、ウェディングドレスの裾の引きずる部分のことを表す言葉です。
昔はトレーの長さで身分を表していましたが、今は身分に関係なく、好みに合わせて着用できます。
ロングトレーンドレスの魅力は、ゲストの目を引くバックスタイルを演出できること。長い裾のドレスは誰の目から見てもエレガントで品のある印象を与えます。
向いている会場は、バージンロードの長さがあり、広さもある、チャベルや大聖堂、ホテルです。
髪型やアクセサリーもドレスにあわせてスタイリングし、ゲストの視線を集める花嫁を目指しましょう!
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